Search Results for: ばおばぶ

『こもれび』 ~ 『ばおばぶ』 の時代へ

先日は僕の大切な場所『喫茶 こもれび』さんのことを取り上げましたが、今日はその後編を。

正確な時期は記憶があいまいなのでわかりませんが、’93年か’94年頃だったと思われますが、当時のマスターSさんご一家が都内に転居されたのを機に、『喫茶 こもれび』は『ばおばぶ』とその名を変え、経営はマスターの知人の方に委ねられることになりました。
その当時は僕もまだ結婚して間もない頃で、結婚のお祝いをしていただいたりと、それまで何度となく家内と訪れていただけに、店名が変わったと知り、一度だけ心配になって様子を見に軽井沢まで足を運びました。そこには僕の知らない女性の店主の方がいらっしゃって、工房にいたはずのYさんの姿も見れず、場所は同じところにあるのだけれど、残念なことに僕の記憶とはまったく結びつかない、「まるで知らないお店」へと変貌していました。「人が変わるということは、これほど違いを生むのか」と、正直ショックでした。以前の『こもれび』さんを知っていなければ、それなりにきっと素敵なお店として感じられるのでしょうけれど・・・」
僕はまたある種の「喪失感」を抱えながら複雑な心境で、碓井峠を下界に向けて車でダラダラと降りてきたことだけをかすかに記憶している。そのときは、『また自分の大切なものを失くしてしまった・・ もう軽井沢に来ることもないだろうな・・』と思うしかなかった。

 

baobabu 00
万葉池(うたいけ)に写りこむ、紅葉に埋もれた『喫茶 ばおばぶ』 (Photo by  ばおばぶMaster)

 

それから約5年ほどが過ぎただろうか、都内で損保代理店業に身を転じ仕事も順調に推移してきた元マスターのSさんから、信じられないような連絡をいただいた。『Yちゃんが、お店(ばおばぶ)の方を本格的に引き継ぐことになったので、よければぜひ行ってあげて』と。一瞬耳を疑ったが、こうしちゃいられないと、当時まだ一般家庭にはほとんど導入されていなかったPCとインターネットを駆使して、『喫茶 ばおばぶ』と検索をかけてみた。当時のやり取りした古い送受信メールによれば、’99年当時「Google」などはまだ存在しておらず「goo」が検索エンジンとして幅を利かせていた時期のようだ。
それはそうと、検索したらとにかくヒットして、しかもHPまである!もう、正直その場で一人で歓声を上げ、ガッツポーズをし小躍りしてしまったのは、恥ずかしながらほんとうの話。内容はといえば、現在のマスターで詩人であり工芸作家でもあり、写真もプロはだしのYさんだけが持つ世界が画面一杯に繰り広げられていたのである。

もうあれ以来軽井沢には足を踏み入れておらず、きっと僕のことも覚えてくれているかどうかも半信半疑だった。でも思い切って、HPにあったアドレスにメールをしてみた。そしてその返信は・・

『まさか、パソコンの中で会えるとは、

思ってもいませんでした。

感激しています。』

まるで数十年ぶりの恋人にでも出くわしたかのように大感激したのはこちらの方で、今すぐにでも飛んで行きたい気分でしたが、それはちょっと難しかったのでした。なぜなら、しばらくお会いできなかったその時の流れの中で、僕ら夫婦はいつの間にか二児の父と母になっていたのです。

そしてその三週間後のある秋晴れのよい日に、チビ二人を連れた我が家一家4人は、新たに生まれ変わった『喫茶 ばおばぶ』の入り口の前に立っていました。
そしてそのときになってやっと理解できたことがありました。
初めて『こもれび』さんに出会った頃に、僕の心にそっと植えつけられた『種』の意味が。『自分もいつかこんな素晴らしいお店のマスターになりたい・・』ということを。
久しぶりの再会に、自分の人生にこれほどまでに大きな影響をもたらすことになった、そんなお店をいつか自分も持てたらいいなと、確信したのでした。

その後、再会後からは年に一・二度は元マスターと現マスターと定期的に会う時間を作り、現在に至っています。ここ数年は、軽井沢では一番いい季節と言われている、新緑が眩しいくらいの6月と晩秋の紅葉の美しい時期にお邪魔させていただいております。

キリがないので、現在の『ばおばぶ』さんの四季のギャラリーを掲載しておきますので、興味をもたれた方はぜひ足を運んでみて下さい。訪れるだけの価値のある場所なのは、僕が保証します。
ちなみに現在は冬季休業中(1/17~3/19)です。

 

詳細はこちらをご参考に ↓
喫茶 ばおばぶ    >>> 現在、『ふりこ茶房』に店名が変わっています

 

以下のギャラリー内画像については、僕が撮ったものとマスターが撮影しメールで送っていただいたものとがミックスされています。

* 尚、「ばおばぶ」ファンにはすでにおなじみですが、マスター撮影の『もみじ』シリーズをはじめ店舗敷地内で撮影した四季それぞれの表情を切り取ったポスト・カードについては、現地でお求めになれます。

 

PICT0022-1.jpg
なんだかワクワクしませんか・・・     (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-02.jpg
店内に入った瞬間、目に飛び込んでくる景色  (Photo by  ばおばぶMaster)

baobabu-03.jpg

baobabu-01.jpg
新緑が目に眩しい季節  雨音を楽しめる梅雨時の風情は心が落ち着きます

baobabu-04.jpg
まるでツリー・ハウスの中にいるような気分なのです

baobabu-05.jpg
秋を迎えた『ばおばぶ』の佇まい

baobabu-06.jpg
美しい錦秋の窓辺

baobabu-07.jpg

baobabu-08.jpg

baobabu-09.jpg
窓辺の一輪挿し (Photo by ばおばぶ Master)

baobabu-10.jpg
晩秋の浅間山と白い家

baobabu-11.jpg

baobabu 12.1
深まりゆく『ばおばぶ』の秋 (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-12.jpg
浅間山に初冠雪 (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-13.jpg
里にも冬の足音が・・ (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-14.jpg
凍りつく池  (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-15.jpg
いよいよ冬の到来・・  (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-16.jpg
綿菓子のような雪景色  (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-17.jpg
まるで「もみじ吹雪」  (Photo by ばおばぶMaster)

baobabu-18.jpg
ほんわりとあたたかい・・・  (Photo by ばおばぶMaster)

 

 

 

2013年を振り返って

寒い日が続きますね。皆さんもお忙しい師走の日々を過ごされていることと思います。

DSC_0563

UPで撮るとまるで林檎のような「南天」

 

総括するには少々早い気もしますが、僕自身にとってはまさに激動の一年となった2013年も、早いものであと数日で暮れようとしています。
ブログをやっているとこんな時期に備忘録としてとても有効で、確認すると、「メロウズ号」が被災地に旅立ったのがちょうど一年前でした。
今日でちょうど50という人生の節目を迎え、そしてあれから一年が経過し、良きにせよ悪しきにせよ改めて「人の人生はまったく先が読めないもの」だと強く感じています。

きわめて個人的なことではありますが、この一年の間実行できなかったことがいくつかありました。
いろいろと思うところがあり、今年一年間はまったく「カフェ」や「喫茶」といった場所には一度も出入りしませんでした。(もちろん、自宅ではそれなりにドリップしてますが・・)そして、あれほど好きで年に一度は必ず訪れていた「信州」の地を一歩も踏まなかったこと。
どちらも自分にとってはある意味大きな出来事でした。来年は行けるような状況になるといいのですが。

嬬恋方面から望む冬の浅間

ばおばぶ 凍る万葉池

「ふりこ茶房」の窓辺の景色もこんな時期でしょうか

 

一方、知人の造園屋さんのご協力で、ようやく我が家の小さな庭に Mellows にあった計3本の大事にしていたモミジを迎え入れることができたことは、いい意味での大きな出来事でした。
それから、今年の終盤で心温まる小説に出逢えたことも、嬉しい出来事でした。

 

DSC_0573

「第三のモミジ」もやってきました

 

皆さんにとっての2013年は充実した一年となりましたか?そうだった方もそうではなかった方も、、皆前を向いて進む以外ありませんので、ゆっくりでも自分のスピード・リズムで歩いていきましょうね。

もはや『音楽ブログ』といっても差し支えない当ブログですが、ちなみにこの一年間で再生された楽曲のNo.1は、Mellow Tunes ~ Vol.34【smooth & mellow】でご紹介した、圧倒的なアクセスのこちらの作品でした。
いやぁ、皆さん分かってらっしゃる。やはり嗜好の近い方のブログ訪問が多い証拠ともいえますね。

 

It's On Time


Brian Culbertson / “It’s On Tonight”(feat. Will Downing)
(album: It’s On Tonight – 2005)

 

せわしい日々がもう少し続きますが、風邪など召されぬよう、くれぐれもご自愛ください。

 

 

 

【episode】 『二人分の珈琲』

いよいよ明日からの三連休を最後に、cafe Mellows も営業を終えることになります。
わずか一年間の営業とはいえ、足を運んでいただいたお客様は数千人を超えており、ご愛顧いただいたお客様はもちろんのこと、寂しい想いは店主も同じです。こちらの都合で、メロウズを大切に思ってくださっている皆さんの「心のよりどころ」が失われてしまうことに対して、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そんな複雑な気持ちが交錯する今、いつか何らかのかたちでご紹介したいと思っていた、「珈琲」と「喫茶店」にまつわるひとつのエピソードを、最後にご紹介させてください。

このストーリーは、僕の原点となる軽井沢にある喫茶「ばおばぶ」(現在:「ふりこ茶房」)さんのマスターから、数年前に伺った実話です。

 

 

軽井沢といえば誰でも知っての通り国内有数の「別荘地」ですが、近隣の別荘地にお住まいのある老夫婦が、よくお店にいらしていたそうです。
しばらくお見えにならないなと思っていた頃に、ある日奥様だけがおひとりでご来店され、いつものお気に入りの席にお座りになり、穏やかな様子で『珈琲、二つお願いします』とご注文をされました。オーダーを受けたマスターは、「ご主人は後からいらっしゃるのかな..」と思いつつ、いつも通り丁寧に二杯分の珈琲を淹れ、テーブルまで運び珈琲をテーブルに置こうとしたそのとき、奥様が羽織っていた服の懐に、何かを大切そうに抱えていらっしゃるのが見えました。奥様が大切に胸にしまっていたのは、ご主人の「遺影」だったのです。
瞬時に事の次第を察知したマスターは、表情ひとつ変えることなく、二人分の珈琲をテーブルに差し向かいにそっと置き、「ごゆっくりどうぞ」とだけ言葉を掛けて、静かに厨房に引っ込んだそうです。
ご婦人は、窓の外の景色を眺めながら、ゆっくりと時間を掛けて、今は亡きご主人の分の珈琲も飲み終え、お帰りの際に「生前に、主人がどうしてもまたこちらで珈琲を飲みたいと、ずっと申しておりましたので..」とお話をされ、寂しそうではあったもののどこか納得をされたご様子でお帰りになったそうです。

 

 

実話とはいえ、すべてを忠実に再現ができているかわかりませんが、お店が愛されるというのは、こういったことを言うのだろうと、このお話を初めて聞かされたときはもう涙が止まらなかったのを記憶しています。開店以来「30年」という途方もない時間を経てきた歴史と、それまで培ってきたお客様とお店との信頼関係が、そうした心温まるストーリーを生み出したのだといえるのではないでしょうか。
将来自分がお店を持つ時は、流行り廃りとは無縁であっても、それくらい愛されるお店を目指そうと、心に決めたものでした。しかしながら、時代が求めているものと自分の目指す場所との間には、大きな隔たりがあったことは否定できない事実でした。

結果として「30年」とは比較にならない短い時間でしたが、”cafe Mellows” は、皆さんの心の中にそんな「大切な何か」を残せたのか、正直なところ今の僕にはわかりません。

残すところ、あと3日の営業となりますが、そんな心温まるストーリーをポケットにそっとしまって、心を込めて珈琲を淹れたいと思っています。

 

※ cafe Mellows の営業は、11/25までの金・土・日の週末で終了となります。

 

 

Rainy Days in Mellows ~ Vol.5 【 in 軽井沢編】

『えっ、これから来るの?』
『そう、片づけが済んだら、こっちを夜中に出ます』

というわけで、日曜日の営業終了後に会計やら掃除やら、やらねばならぬことを片付けていたら、奇遇にも軽井沢の「ふりこ茶房」のマスターからお電話をいただきました。ある伝統のドリンクのレシピと作業工程の確認と、開業以来まったくお伺いできないまま、お店の屋号が変わってしまったこともあり、この休業日を利用して日帰りで電撃訪問しようと計画をしてたところだったので、ちょっとタイミングがよすぎる電話でびっくりでした。

以下、昨日の「電撃日帰り訪問」時のフォトリポートです。

 

大好きな「浅間山」を、シルエットが美しく映える群馬県の北軽井沢側から見たかったので、高崎・倉渕方面から「二度上峠」を越えました。

 

 

しかし残念なことに、今日は霧でなにも見えず。晴れてると、ここからの浅間の雄姿というか艶姿が素晴らしいのですが...残念。

ほんとだったら、こんな感じなのになぁ..

 

峠を下れば、はっとするほどの唐松の新緑がお出迎え

 

いつもの蕎麦屋で「野菜天ざる」を有難く戴いて

愛する「浅間山」が霧とガスでまったく視界に入ってこないので、残念だけれどそのまま峠を下って、一路「星のやリゾート」内にある、軽井沢町民憩いの場『トンボの湯』へ向かいました。中軽まで着たら、ここは寄らないといけません。定番ですね。

月曜日の午後ですが駐車場は満車状態

入湯料金1,200円也 さすがに管理はいつも行き届いてます
(ちなみに町民の皆さんは、パスで500円也)

忙しすぎて、湯船に浸かったのはたぶん数ヶ月ぶりか..
腰と指の関節が、ちょっとだけ楽になったかな

わずか20分程度のカラスの行水でしたが、リラックスできました。やっぱり露天風呂に勝るものなしです。

 

さて、このまま南に下ればあっという間に、『ふりこ茶房』さんのある南軽井沢エリアです。急ぎましょう。

「ばおばぶ」より『ふりこ茶房』と名前がかわりましたが、
看板はありません。『電球』を頼りに探してくださいな。

『ほんとに看板ないんだ..』思わず独り言が出ちゃいました。いわゆる『究極の喫茶店』を体現しているわけですね。
凄いことですよ。これは。

入り口の木道より道路側をのぞむ

ああ、やっぱり何も変わっていない

30年前と何も変わらぬ時間が静かに流れる

 

何も変わらぬこの贅沢な時間と空間を

どうか体験してみてはいかがでしょうか
あなたの人生が変わってしまうかも..

 

以上、僕の『原点』である大切なお店をすこしだけ紹介させていただきました。

先日も Mellows のご常連のお客様が、わざわざご訪問くださったとのこと。嬉しいかぎりです。

ご興味のある方は、軽井沢方面にお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。

(ふりこ茶房さんの Website は、僕のブログの右側【サポートしていただいているカフェ】からもリンクされています)

 

さて、丸一日かけて Mellows の仕込みもようやく終了です。
明日より営業再開です。
皆さんのお越しをお待ちしております。

 

 

桜よりも大切なもの

近隣ではあちこちで「桜まつり」らしきものが盛んに行われているようですが、相も変わらずお店の仕込みや雑事に忙殺されている自分の状況に、好きで始めたこととはいえ、ときには誰かにグチをこぼしたくなることもあります。本来くつろぐためにカフェまでわざわざいらしていただいたお客様に、いくらお馴染みになったなったからといって、そんな話を持ち出すのは、オーナーとしてルール違反とも言えるでしょうね。聞き役になっていただいたご常連のお客様、すみません。(汗) 単独ですべてを切り盛りしていると、抱えている問題を誰にも相談できず、時として精神的に追い込まれることが多々あるものです。そんなときは、やはり視点を少し変えて、別の方向から現状を見てみるのがいちばん効果的なのかもしれません。

さて『桜』の花も可憐で素敵ですが、僕にとってはもっともっと大切なものがあるんです。
それは、実は『もみじ』の木であり葉っぱの存在なのです。
当店をご利用いただいたことのあるお客様でしたら、お店の看板等のロゴの端っこに「もみじ」の葉っぱが数枚デザインされているのに、お気づきになった方も多いと思われます。時折、「なぜ、もみじなんですか?」とご質問をお受けすることもありますので、いい機会ですのでご説明させていただきます。

 

 

誰しもそうだとは思いますが、これまで僕も人生の節目において、幾度となく心が折れそうになったことがありました。その度に、ピンチを救ってくれたのが、僕がこの道を目指すきっかけとなった軽井沢にある喫茶店の窓辺から見上げる「もみじ」の存在でした。お店の名は「こもれび ~ ばおばぶ ~ ふりこ茶房 (現在)」と変わってきましたが、流れている時間や空間そしてポリシーは、30年前と変わらぬままそこにずっと息づいています。マスターやスタッフの方々はもちろんのこと、その「もみじ」に会うために、当時まだ高速道路が整備されていなかった時代でしたので、何度も何度も碓井峠を越えて訪ねて行ったものでした。
会う度にどんどん大きく成長するその「もみじ」の木や葉っぱたちに、苦しいときほど『ダイジョウブ』と、優しさでそっと包んでもらい、安心して下界に戻ったものでした。

 

「喫茶ばおばぶ」時代の窓辺より

以来、「もみじ」という木や可愛らしい葉っぱたちは、僕の中で特別な存在となってゆくのでした。そう、『心のよりどころ』といったような表現が、もっとも適切かもしれません。

そんな事情から、ロゴにも取り入れることになり、青もみじの葉っぱが成長し、命を全うして赤もみじとなって散るまでは、Mellows のスウィーツのお皿にそっと添えられることになっています。ちっぽけなことと思われるでしょうが、当店の最大のこだわりであり、目にしたお客様おひとりおひとりが、それによって心が癒されることがあれば、葉っぱも飾られた甲斐があったというものでしょう。

 

 

造園屋さんにお願いして敷地内に数本植えていただいたもみじの木々に、早く「青もみじ」の葉がワサワサと茂らないかと、心待ちをしている今日この頃の自分がいます。そしたら、きっと勇気百倍、エンジン全開で頑張れそうな気がします。(笑)

 

信州・川中島古戦場の青もみじ

 

 

もうちょっと

【追記】
そうこうしている内に、今日夕方になって、Mellows のもみじをはじめとする雑木の植栽を一手に引き受けてくださった、「ひたち野うしくガーデン」の若社長のケンちゃんが、越冬した雑木たちの様子を見に来てくれました。一部の木はことさら寒かったこの冬を、越すのが困難だった様子が伺えるとのことでした。ただ肝心の「もみじ」にいたっては元気な様子で、あと1~2週間で青々とした葉っぱで一気に埋め尽くされるとのことでした。
今現在はデッキから道路が丸見えですが、それもあと数週間で何種類もある雑木たちの葉っぱで一斉に覆われるとの、嬉しい診断結果となりました。
今からそれがほんとに楽しみです。

 

 

 

 

 

カフェ「smile」営業中 〔現地活動報告〕

 

cafe Mellows のお客様にはたいへん申し訳ありませんでしたが、3/10(土)の営業を早めに切り上げ、僕の大切な人の待つ東日本大震災の被災地でもある、宮城県岩沼市に向かいました。

 

深夜の高速を被災地に向けてひた走ります

国見SAに着く頃にはもう雪模様

 

その大切な人とは、僕がこの第二の人生に進むきっかけとなった大切な二人の師匠の内のお一人でもある、ボランティア支援 カフェ「smile」のマスター・佐藤さんとおっしゃる方です。

 

佐藤さんは、僕の25年来の知人でもあり、古くは軽井沢の老舗喫茶で知られる「こもれび」(その後「ばおばぶ」に店名変更。今年より「ふりこ茶房」へ。)のオーナーでありマスターとしてご活躍された、地元ではよく知られた存在の方です。現在は都内で損保関係のお仕事をされていますが、「なにか被災地の人たちのために役に立ちたい」とご本人の思うところと、何かのご縁があって、震災後に岩沼市の社会福祉協議会さんを通じて、現地の被災された方々はもちろんのこと、また全国からいらっしゃる震災ボランティアの方々へ無償で珈琲サービスを提供する、ボランティア支援 カフェ「smile」を立ち上げ運営されていらっしゃいます。(詳しい過去記事はこちら)

一年前から、僕も参加を打診され検討していたものの、Mellows の開業準備のありとあらゆることが震災の影響で遅れ、結果として今日という日までお手伝いができずにいたわけです。単独で大荷物を引っさげて、週末のお休みを返上し、定期的に現地に足を運ぶ佐藤さんの活動をブログなどで拝見するにつけ、いつも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。なので、お店をなんとか開業することができた今、この震災からちょうど一年後の区切りでもある今日、やっとの想いで現地でお手伝いをすることができました。以下現地でのフォト・リポートとなりますので、ご覧ください。

 

珈琲ボランティア発起人の佐藤さん(右)と僕(左)

Mellows の常連でいつもご家族でいらっしゃるお客様より、ありがたい『活動支援金』のご寄付をいただきましたので、さっそくマスターの佐藤さんに手渡しました。今後の活動に必要な『珈琲豆』の購入等の目的で、大切に使わせていただくことになります。ご協力、本当にありがとうございました。

 

今回は、僕の従兄弟の「ユタカ」氏も現地まで駆けつけ、手伝ってくれました

 

 

 

「絆」 X 「一杯の温かい珈琲」 = S m i l e (笑顔)

 

さあ準備せねば   しかしでっかいドリッパーです

 

「やかん」でドリップはかなりの手応えです

 

仮設に住む方から、おいしい沢庵の差し入れも

 

 

慰霊式典会場の市民会館

 

震災が起きた午後2時46分、市内にはサイレンが鳴り響き、皆それぞれの場所で黙祷を捧げました。

 

周辺には仮設住宅が隣接

 

仮設に住む住人の方々へ、地元中学生たちから寄付されたベンチ

 

未来を背負って立つ子供たち  ガンバレ!

 

慰霊式典も終わり、多くの人で賑わうカフェ「smile」

 

肩のチカラがフッと抜けていくような瞬間でしょうか

 

『一杯の珈琲』の持つ力  きっと伝わってくれたことでしょう

 

式典を終え、またカフェにいらしてくださった小学生4・5年生くらいの男の子とお母さんが、『これから家を見に行ってきます。流されてなくなっちゃているんだけど、場所だけでも見にね...』と、二人で顔を見つめ合い精一杯のにこやかな笑顔でおっしゃったその瞬間、僕は「なんてちっぽけなことで悩んでるんだろう」と思い、そして『もう弱音は吐かない』と心に決めました。

 

雪による悪天候のため、予定を一日早め帰路へ

 

なんと現地を発った数時間後には通行止めに  早めの撤退で正解でした  

 

僕個人としては、時間的な制約もあり、これといって多くのことはできなかったのですが、ボランティア支援 カフェ「smile」の活動は、これからも続きます。そして多くの困難から逃げずに立ち向かっていらっしゃる被災地の方々とのふれあいの中で、カフェをやろうと決意した『原点』を、もう一度しっかりと見つめ直すよい機会となりました。なので、ぜひまたの機会に参加させてもらえたらと思っています。

やっぱり、「カフェ」って、「珈琲」って、素晴らしい。

そんなことを想い、感じた、僕なりの3月11日でした。

 

 

 

 

 

Special Thanks

 

開業より、ようやく怒涛の一週間が経過いたしまたところで、今日はいつ以来か記憶にないほどの久しぶりの休日となりました。とはいっても、実質はハローワークや税務署への届出書類の提出などがあったため、休みになっていないのですが。いやはや、個人事業主には休みはないと聞き及んでいましたが、その通りでした。そういう点では、組織での勤務の方がONとOFFの切替ができるので、いいのかもしれませんね。

さて、開店前後は忙しく、お世話になった多くの関係者の皆様にご挨拶ができませんで、たいへん申し訳ありませんでした。
皆様の多大なるご協力のおかげをもちまして、なんとかそれらしく開業まで辿り着くことができました。この場を借りて、厚くお礼を申し上げます。大半の関係者の皆さんは、今後も引き続きお付き合いが継続するものと思われますが、どうかよろしくお願いいたします。どれか一つが欠けても、成立しなかったと思います。本当に何から何までお世話になり、ありがとうございました。

以下、お世話になりました企業・団体等を列記させていただきました。

(以下順不同・敬称略)

 

○㈱カンバーランド・ジャパン (長野県長野市)
○㈱安川工務店 (長野県長野市)
○英電工(長野県千曲市)
○日本RV輸入協会(東京)

 

○桂不動産㈱ひたち野うしく店 (茨城県牛久市)
○塚本産業㈱ (茨城県牛久市)
○新安全警備保障㈱つくば営業所 (茨城県つくば市)
○K’sデンキ ひたち野うしく店 (茨城県牛久市)

 

○WoodyGarden (茨城県土浦市)
○「ひたち野うしくガーデン」㈱細谷造園 (茨城県牛久市)
○下村木材(有) (茨城県土浦市)
○LANCERS ”Breadjam”さん (京都府)
○㈱ライトビコー (和歌山県新宮市)

 

○牛久市商工会
○水戸信用金庫牛久支店
○茨城県信用保証協会 (茨城県土浦市)
○茨城県商工会連合会 (茨城県水戸市)
○創業塾
○ジャイロ総合コンサルティング (東京)

 

○茨城県・県南県民センター 環境保安課・建築指導課
○牛久市役所
○牛久消防署・予防課
○茨城県消防本部
○龍ヶ崎保健所
○茨城県食品衛生協会
○ハローワーク土浦
○キャリアアップハローワーク土浦
○茨城県社会保険指導協会

 

○極東ファディ㈱ (福岡県北九州市)
○(有)山丸八 田中陶器 (岐阜県土岐市)
○㈱サンクゼール ワイナリー本店 (長野県飯綱町)
○㈱サンクゼール ファクトリーアウトレットあみ店 (茨城県阿見町)
○㈱テンポハンズINBIS外販部 (東京)
○㈱ピースワーク (群馬県前橋市)

 

○Cafe’s Kitchen (東京・中目黒)
○㈱共和コーヒー店 (愛知県名古屋市)
○自家焙煎珈琲 豆蔵 (長野県佐久市)

 

○喫茶ばおばぶ 【旧店名:喫茶こもれび】(長野県軽井沢町)
○COFFEE&JAZZ 「BUD」(長野県小布施町)
○茶房パニ (長野県上田市)
○CAFE VALO (長野県松本市)
○カフェポステン (茨城県つくば市)
○珈琲ブラジル (茨城県土浦市)

 

○朝日新聞社 (東京都中央区)
○テレビ東京 (東京都港区)
○常陽新聞社 (茨城県土浦市)
○「つくばスタイル」誌 (茨城県つくば市)
○枻出版社 (東京都世田谷区)

 

○FedEx 成田エアポート・オペレーション業務本部ご一同

 

 

“Mellows 計画” 進行中 ~ Vol.8 「食器」編

なんだか不安定な週末の空模様となりそうですね。気温や気圧も変動が大きい季節ですが、皆様お体ご自愛ください。
とは言ったものの、最近は無理な準備作業を心配して「ほどほどにして、睡眠はちゃんととった方がいいですよ」とか、状況をいつも見ている業者さんや関係者の方からよく言われます。どうやら、だいぶ疲れた表情をしているようです。いけませんねぇ、皆さんに癒しを提供していく立場の者がこれでは。反省・反省ですね。

ところで、今日ようやく発注していた食器類が届きました。これでほぼ、厨房機器類やら食器類は揃い踏みといった状況となりました。食器やカトラリーは、遠く岐阜県は『美濃焼』の一大生産地の土岐市の和食器問屋さんより、やってきました。

 

 

カフェ・メロウズでは、珈琲などのドリンクは当然のことですが、スウィーツなどのデザートをはじめ、ほとんどのメニューを和食器でご提供させていただきます。

これは、僕の以前からの考えで、もう25年以上のお付き合いになる軽井沢の老舗喫茶『ばおばぶ』さんの影響がとても大きいと言えます。『ばおばぶ』さんについては、説明が長くなるので、過去記事をご参照ください。

和食器ってなんか癒されるんですよね。特にカフェとかで遭遇したりすると、なんだかほっこりとあったかい気持ちになるんですね、僕の場合。なので、そこにはこだわりを通すことにしました。幸いなことに、カフェ開業を目指すスクールの仲間より、現地の問屋さんを紹介していただくことができ、今回格安での購入の運びとなりました。

 

いやあ、壮観ですね  珈琲カップは5種類用意しております  来店ごとに違う器の楽しみも

 

美濃焼ってよいですね   価格的にも高価ではないので、ほんとにありがたいです

 

どうしてもこだわって揃えた『木の葉』の珈琲カップ・三兄弟です

当店の顔となりますので、どうぞよろしくお願いします

 

というわけで、荷解きしてたらまた深夜...

そろそろ帰りますか。 お次はまた明日。

準備はひたすら続くのであった...