お盆に向けて、連日暑い日が続きますね。
昨日に続いて懲りずに、またまた涼しげ(寒そう?)なレコードジャケットと音楽で、火照った心身を cool down といきませんか。
1980年代の中期~後期にかけて人気がブレイクした感のある Everything But The Girl という英国デュオ・グループの片割れの Ben Watt が、1983年にソロ名義でリリースした作品から一曲紹介します。アルバムタイトル通り、North Marine (北海)の荒々しい波打ち際の風景を切り取った、モノクロにちょっとだけ後で加工を施した写真ですが、これもまた僕の所有するアルバムの中では、かなり涼しげな一品です。
当時は Neo Folk とか Neo Accoustic などという新たなカテゴリーが彼らのサウンドに対して生まれたりもした、透明感のある二人組みのデュオでした。興味のある方は、過去の記事もご覧いただければと思います。というより、そちらもぜひ聴いてみて欲しいものです。現代ではほとんど聴けなくなった、良質な音楽の見本のようなものといえます。
Ben Watt / ” Some Things Don’t Matter ”
from the album ” North Marine Drive ” 1983
18・19歳の学生当時から友人で、音楽に詳しい京都出身の Kuboくんがこの手のUKサウンドが大好きで、彼から紹介されてその後は繊細な彼らのサウンドに身も心も奪われることになって行くのでした。今でもありませんが、お金のなかった学生時代に2年間ほどお世話になった、エアコンなど当然のようになかった貧乏学生専用アパート「若葉荘」の4.5畳の居住空間が、一気にクールダウンができたのも、これらの音楽のおかげかもしれません。(笑)
では皆さん、よいお盆休みをお過ごし下さい。