ここのところ、急に暖かくなったり寒くなったりとなんだかジェットコースターに乗ったみたいな、春先に入る前特有の気候の変化が見受けられるような気がするのは、僕だけでしょうか?
まさに「三寒四温」の季節ががやってきたような気がします。
数日前に、信州は長野市のお隣の小布施でジャズ喫茶『Coffee & Jazz BUD』を経営されているマスターからメールをいただきました。日増しに日が長くなり、雪景色の小布施にもそろそろ春の気配が感じられますとのことでした。その後のマスターのブログによれば、早くも『春一番』を体験したとのことです。
『春一番』だけは、そこに何年か暮らした人だけにしか分からないもので、いつもの北風とは少し違い南から温い風が吹いたのを体感することで、『おやっ・・・』と、なぜだか感じるものです。もちろん僕にも毎年そんな瞬間がありますが、今夜がそうだったかもしれません。家族で夕食に出かけたイオン・モールの駐車場でそんなちょっとだけ「ぬるい南風」を感じました。
厳しかった冬もそろそろ終わりですね。ちょうどマスターとメールで話題にしてた、お気に入りの Bill Evans の不朽の傑作と賞賛されている、彼の晩年とも言える1988年にリリースされた “You Must Believe In Spring” のアルバム・タイトル曲が似合う季節となってきました。発売された時期がフュージョン全盛期だったこともあり、エヴァンスのファンの中でも、このアルバムは意外に聴いていない方も多いようです。僕自身も、ある書物を読むまでは20年以上もそのアルバムの存在に気付かず、昨年になってはじめて聴く機会を得て、その完璧な演奏と構成にKOされた次第です。
Bill Evans / You Must Believe In Spring
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