梅雨時になると例年、雨に濡れた新緑が色濃く際立つこの時期特有の『信州の森』になぜだか手招きされそうになってしまいます。
以前に過去記事で、この雨の季節に一度は訪れたい「信州の素敵なカフェ」の特集をしたことがありましたが、同じように感じる方が沢山いらっしゃるようで、開設以来間もなく13万アクセスを数えようとしている僕のブログの記事中、この時期もっともアクセスの忙しい記事となっているようです。「信州のカフェ」と検索しただけでも、信州在住で本も出版されている有名なカフェ・ブロガーの方のブログの次に、ヒットしてしまうほど、なんだか多く読まれているようです。自分のお店がなくなってしまった今では、嬉しいような恥ずかしいような、なんとも表現しにくい心境ではありますが、紹介させていただいているのはどれも素晴らしいお店なので、ご参考になれば幸いです。
そんな雨の季節、ふと森の中で聴きたくなるような素晴らしいインストゥルメンタルの曲があるので、ぜひ紹介させていただきたいと思います。
『ブナ』(instrumental) 作曲:玉置浩二・安藤さと子 / (album: スペード – 2001)
何かとお騒がせな方ではありますが、2001年に約半年間の時間を掛け、軽井沢の自宅兼スタジオで収録された名盤「スペード」に収録された、当時の奥様と共作の作品で、目を閉じて聴いているとまるでブナの森の中にいるような錯覚に陥りそうなくらいです。僅か「1分30秒」というとても短い作品ですが、それはそれは丁寧に作りこまれた美しい楽曲だと思います。この曲に続く『君だけを』も素晴らしく優しいバラッドなので、ぜひ聴いてみて欲しい作品です。
玉置浩二 「君だけを」