Masterの今これが聴きたい ~ Vol.19【Nicolette Larson】

「立春」を過ぎたとはいえ、寒さがいちばん堪える2月中旬のこの時期の気候ですが、先日のように日中気温が上がって「春」を感じる瞬間があると、やはり季節は確実にシフトしているのだと確信したりします。

さてしばらく更新していなかったシリーズの「Masterの今これが聴きたい…」ですが、久々の更新となります。育った年代のせいや前回の記事で取り上げたダイアナ・クラールの新譜の影響などもあり、この頃突然1970年~80年代の懐かしいヒット曲などを突然聴きたくなって YouTube にお邪魔する機会が自然と増えてきています。PCやスマホ等で、こんな楽しみを可能にしてくれたIT技術の進化は音楽好きにとっては本当にありがたいものです。

Nicoletteそんな訳で小・中学生時代にFMラジオにかじりついて聴いていた、当時のアメリカン・ポップスや西海岸を中心としたウェストコースト・ロックなどなど視聴していたら、ふとこの人の作品を取り上げておきたいなと思いました。
Nicolette Larson(ニコレット・ラーソン)は1952年生まれの米国西海岸のウェスト・コースト・ロックが全盛期に活躍したシンガーで、1978年リリースのデビューアルバム「Nicolette」からシンブル・カットされた『Lotta Love(邦題:溢れる愛)』は本国ではもちろん世界中を席巻するほどの大ヒットとなりました。ニコレットはロング・ヘアーがトレード・マークのチャーミングな容姿と伸びのあるヴォーカルで、その後世界中であっという間に人気アーティストとなっていきました。なにせアルバムの邦題は「愛しのニコレット」という程でしたから。僅か3分少々のこの作品は、何度も何度もリプレイしてしまう魅力に満ちています。これからやってくる「春」を感じさせてくれる一曲でもありますね。これまた間奏のフルートが効いてるんですねえ。

 

Nicolette Larson / “Lotta Love” (album: Nicolette – 1978)

 


Nicolette Larson & Michael McDonald / “Let Me Go, Love”
(album: In the Nick of Time – 1979)

 

大きなヒットはこの作品とマイケル・マクドナルドとのデュエット作品「Let Me Go, Love」くらいではありましたが、今でも70年~80年代における米国のROCK/POPS史を語る上で絶対に外せない作品となっているのは間違いありません。 45歳という若さで病気により亡くなったニコレットですが、映像を通して観る彼女の歌う姿は、まさに「永遠の歌姫」といった印象です。

 

Nicolette 2

 

今後も引き続き、こういったクラシカルな作品も少しずつ取り上げていきたいと思います。

 

 

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