今日も音楽ネタをひとつ。
こう寒くなってくると、やっぱり恋しくなるのが、あったかくておいしいコーヒーと優しいサウンドって思うのは、僕だけではないはず。
“Everything But The Girl”、略して “EBTG” と呼ばれたりもします。
英国出身の彼らのデュオを超えるものは、彼らのデビューから30年を経た現在でも、いまのところ僕の中には存在しません。トレイシー・ソーン(女性)とベン・ワット(男性)という本当に繊細な感覚と神経の持ち主の二人だからこそ成し得た、まさに奇跡のデュオといえるでしょう。残念ながら、その後徐々に打ち込み主体のエレクトロPOP路線に移行していき、2006年以降もうしばらく作品はリリースされていませんし、すでに解散したのか休止中なのかも見当がつきません。繊細で華奢なベンが病気療養中との噂もあるようです。
いつの日かまた、彼らの現在の声を聴いてみたいと願ってやみませんが、それまではこれまで残してくれた素晴らしい作品を大切に聴き続けていきたいと思っています。
1990年にリリースされ米国進出を試みた際に、プロデューサーに大物トミー・リピューマを起用し、当時アメリカ本土でも大変な話題作となったアルバム “The Language of Life” ですが、英国人であり繊細な彼らには、やはりアメリカという国の文化は受け入れるにはちょっと難しかったような印象がありました。とはいえ、このアルバムのクオリティは他作品と比較しても群を抜いた贅沢な音作りになっています。その中から、アルバムタイトルでもある “The Language of Life” のJazzyでMellowな音を味わってみてください。また、同アルバムより “Letting Love Go” もお楽しみ下さい。こちらも素晴らしいハーモニーが味わえます。
Everything But The Girl / “The Language of Life”
(album: The Language of Life – 1990)
Everything But The Girl / “Letting Love Go”
(album: The Language of Life – 1990)