いやあ、やっぱり音楽ネタが筆が走るんですねぇ。
Mellow なサウンドっていっても、なにもスロウな曲ばかりではありません。
アップ・テンポであっても、メロウな感覚をしっかりと保持している曲をリリースできるアーティストもいます。
いわゆる「一発屋」と表現されるアーティストが、今も昔も存在しまよね。見方を変えれば、たった一曲でもそれだけの強力なインパクトを聴き手に与えたということですから、それはそれで偉大なことに違いないわけです。意外と、Jazz や Pops の世界でも、スタンダードになっているナンバーほど、一発屋の作品だったりすることも多いんじゃないでしょうか。
The Blow Monkeys / “Digging Your Scene” [1986]
The Blow Monkeys / “It Doesn’t Have To Be This Way” [1987]
やはり80年代後半に活躍した、前回「cool なレコードジャケット vol.3」で紹介した「スタイル・カウンシル」と一時は人気を二分したほどのUK出身のPOPグループ “The Blow Monkeys”(ブロウ・モンキーズ)ですが、最大のヒットとなったこちらの “Digging Your Scene” と、2番目に貼り付けたそれにちょっと似た感じの2発目のヒット“It Doesn’t Have To Be This Way”もありましたが、その後いつの間にか解散しました。
そういえば確か昨年あたり、今世界中で大ブームの “RE-UNION” 再結成をしたはずです。
一発屋と呼ばれても仕方ないほどのピークがありましたが、リーダーでデイビッド・ボウイにも似た風貌のDr.ロバートの黒人音楽に対する理解と傾倒ぶりには、Hall & Oates のそれにも劣らぬ力を感じます。
当時のイギリスからはこんな才能ある若い人材が束になってかかってきたような印象が強く、ひじょうに個性が強く才能に恵まれたグループやバンドが多く世に出てきた、そんな印象があります。
アップなんだけど、メロウ。どうぞ聴いてみて下さい。若い頃を思い出してしまうかもしれませんね。(笑)