旅に出ました  [京都 大原 ~ 鞍馬・貴船] 編

セントノームホテルをチェックアウト後、さっそく車で京都市内を北上し、一路紅葉が終盤を迎える洛北エリアの大原に向かう。

途中鴨川沿いを平行して走る格好になる。今回の車での旅に備えて新調してきたcarrozzeriaのメモリーナビ・楽ナビのおかげで、この狭く張り巡らされた一方通行ばかりの道路というか路地の多い、ある意味国内でも最も車での運転環境が厳しいとも言える京都市内を、なんとか安心して目的地まで行けそうな気分になる。Pioneerさん、カーナビを世に送り出してくれてありがとう。ついでに、iPodの音も素晴らしいでっせ。

洛北エリアの道路は、紅葉観光シーズンが週末にあたる昨日に終了した様子で、一斉に冬の名物詩「道路工事」が始まっていた。ただでも狭い道路が、片側交互通行に。でも、この時期以外マイカーで渋滞を気にせず行けることはかなり厳しいとのことなので、我慢我慢。

途中、僕の大好物の大原名物「土井の志ば漬」本社の前を通る。ちょっと寄ってこうと思ったが、確か三千院のところにもあったはずなので、スルーすることに。しかし想像以上に、三千院への道は狭い。クロネコさんが上から下りてきたので、ちょっとほっとする。とりあえず、どん詰まりまで行ってみようか。「この先駐車場なし」との看板が出てたPに車を停める。代金500円也。

狭いがなんとも風情のある参道を歩き、いよいよやって来ました「大原三千院」。周りの人に聞こえないように、極々小さな声で『きょうと~、お~はらさんぜんいん~』と歌っていたのは、言うまでもない。お約束だ。
なんとか紅葉ももってくれており、感謝感激。さっそく拝観料を払って、ささ中へ。

 

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紅葉の色が青空に映えますねぇ

 

もうとにかく、拝観順路の設定の仕方が心憎い。説明するより、画像を見てもらった方が話が早い。
とくとご覧あれ。

 

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もはや余計な説明は要りませんね。苔むす庭園は見事。とにかく素晴らしい。

 

三千院拝観後は、お目当ての「土井の志ば漬本舗」さんにて、ありとあらゆる京漬物を試食、そしてまた試食なのである。これでいいのだ。と、バカボン・パパではないので、今年お世話になった方々へ京漬物のお歳暮を手配する。皆さん喜んでくれるといいなあ。ちなみに、ここの漬物のおいしさは、大学時代の京都出身の同級生・KUBO君から教わりました。『京都の人間は、しば漬けといえば、土井か西利しか食べへんでぇ~』と。その通りかもね。
でも京漬物は何食べてもおいしいね。あぁ~、お茶漬けにしても最高なのですよ~。

 

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『あぁ、しばづけ食べたい…』ってCM、昔ありましたよね

 

その後、しばし歩き「小の山荘」さんという、京都では珍しく十割そばを食べさせてくれる料理旅館にお邪魔しました。蕎麦は大好物なので、気が狂いそうなくらい悩みに悩んだ挙句、泣く泣くと言う表現もおかしいのですが、またカミさんから『京都らしいもの食べてるの?』と指摘されるとまずいので、京都らしく「湯豆腐御膳」に決めました。
結果は大吉でした。うまい、なんてもんじゃない。なんという昆布だしの利き方なんだろう。豆腐もしっかりしてて煮くずれしない固さ加減。もう、阿部サダヲ並みのテンションで、『湯豆腐バンザーイ!』って感じでした。

 

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湯豆腐はもちろん天婦羅も美味でした。今度は泊まりで来たいなあ。
そのときは蕎麦も…

 

再び車にて大原でも別のエリアに所在する寂光院へ向かう。
こちらもやはり、急に道路工事が始まった感じだ。工事中の道路に面した有料Pでお代400円を支払い、徒歩にて寂光院へ。軽自動車1台分の幅位の、両脇を民家に挟まれた道をひたすら登っていく。ようやく、寂光院に到着。なんだか、三千院に比べるとものすごい小規模な寺院ではあるが、だてに拝観料700円は取っていないと見え、小さいが庭の手入れは完璧といえようか。階段を下り、また来た道を今度は下って戻ることにする。

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手入れの行き届いた美しい庭園

 

寂光院への入り口にあたる場所に、玄関先にたいそう立派な紅葉の木がでんと居座る、大原温泉源泉のしゃれた民宿があった。道路を挟んだお向かいでは、お土産店と、その源泉を利用した「足湯カフェ」なるものを営業中。入ってみたかったが、ちょっと料金設定の高さと時間がないのとで、しかたなくスルー。やっぱり体験しとくべきだったかと、少々後悔。

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まだまだ楽しめるいい色の紅葉

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足湯カフェ。ちょっとわかりにくいかな

 

そろそろ日暮れまであまり時間に余裕がないので、鞍馬を経由はしたものの、当初予定していた鞍馬寺へのお参りはパスすることに。できれば夏にぜひ来てみたいと思っていた、貴船方面へ車を走らせる。貴船への道路は想像以上に狭い。軽でないとすれ違いはほぼ不可能。途上あちこちに待避所がある。
貴船川沿いの宿の風情は絶品。夏の川床の季節は想像を絶するほどに風流なんだろうなぁ。「貴船神社」直下のPに車を預け、さっそく参拝へ。名物でもある、たいへん風情のある朱塗りの灯篭・鳥居の階段あり。(但し一部は改装工事中)

 

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よくみる風景だけど、実物もよい

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静かな貴船川の佇まい

 

夕暮れせまる貴船神社より大きなパワーを戴き、早々と山道を下り、一路今日より4日ほどお世話になる「京都全日空ホテル」へと急ぐことにする。

夕暮れ寸前に全日空ホテルにようやくチェックイン。二条城前のロケーションは最高。ただし老朽化が進んでいる感は否めないかも。それからシングル・ルームの部屋はEVホール前に位置しており、EV待ちの人の話声の騒音ひどし。近隣の消防署のサイレンも一晩中賑やかだ。そうはいっても、ソフト面・サービス面においてはAクラス。従業員の態度もよし。朝食の種類も豊富でおいしそうだ。さすが、世界のANAホテルといったとこか。

疲れたのでしばし休んで、街には出かけず、今夜の夕食は近くのコンビニのパスタで済ます。さあ、明日に備えて早く寝ましょう。
zzzzz

 

 

 

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