加賀温泉郷の粟津グランドホテル別館をチェックアウト。
高速を使わず、やたらと快適に走れる小松バイパス・金沢バイパスをひた走り一路金沢市内へ。道中右後方に雪を被った雄大な白山連峰を眺めつつ、地元FM局のラジオ番組を楽しむ。
約2時間後、金沢市内に入る。交通量がさすがに多い。なんといっても北陸最大の都市、駅前の繁華街・香林坊周辺は都内の新宿辺りと変わらず、定期バス・観光バス・タクシーそして自家用車が入り乱れ、よそ者はどけどけとばかりにクラクションを鳴らされ一瞬面食らう。上旬とはいえ、師走ですからね、みんな気が急いているんでしょう。
金沢城に隣接した有料Pに車を預け、徒歩にて金沢城~兼六園へと向かって歩く。
金沢城は再建したもので、かなり小奇麗なんだけど、「なんだ大してでっかくないんだ」といった印象。今年、所用のついでに縁あって松本城を二度ほど訪れたこともあり、そのスケールの違いにちょっと拍子抜け。もっとも比べるのもよくないか。
兼六園はさすがに三大庭園と言われるだけに、山の上のロケーションとともに、手入れが行き届いた佇まいは素晴らしく、豪華絢爛を好んだという加賀藩前田家らしい。冬の風物詩「雪吊り」もなんともよい風情。庭園内には、日本最古と言われる噴水もあり、その当時の力の入れようが垣間見れる。
ご存知「雪吊り」 兼六園といえばの、おなじみの冬の風物詩ですね
金沢市内を後にし、金沢東ICから北陸道~東海北陸道を経由し、一路白川郷へ向かう。
途中小矢部SAにて、北陸名物「白海老のかき揚げそば」をいただく。特別なことはない、普通の天ぷらそばだった。
約1時間半程度のドライブで、目的地白川郷に到着。長い長いトンネルを抜けると、前々日から降り積もったものだろうか、あたり一面銀世界。旅の計画をした際の予想はみごと的中。雪の世界遺産・白川郷に出会う。感動そしてまた感動。
車を有料Pに停め、散策に出る。「和田家」に行くが、観覧時間を過ぎてしまい、中見れず。残念。
「和田家」には実際に現在も和田家のご一家がお住まいとのことで、入場時間の〆切が早かったんですね。現存しているだけでなく、今でも生活を営んでいるからこその、世界遺産登録なんだそうです。認定基準の厳しさがうかがえる話です。
仕方がないので周辺の合掌造り集落をぶらついていると「神田家」を発見。16:00までは観覧OKなので、さっそく合掌造りの民家の中へ。平日の閉館間際ということもあり、家主のおばさんが中を付きっきりで案内してくれる。
すごい、どれもこれも構造上に理由がありすべてが機能的にできている。さすが、世界遺産に認定されるのもごもっとも。
最上階三階の様子 囲炉裏からの熱で、まるで床暖 なんとも機能的な構造に驚くばかり
なんとなく予定していた民宿での宿泊は、あまりの外国人観光客の多さに敬遠させていただくことにし、金沢市内に戻ることに決定。
あたり一面真っ暗になってしまったので、途中 e-mobile の電波が届いてた高速SAにて、PCで楽天トラベルにて市内のビジネスホテルを急遽予約。旅行前にいいタイミングで新調できたSamsung のスマホ Galaxy S はさすがdocomo の回線品質の良さからか、超山間部の白川郷でもアンテナバリバリ3本立ちだったけど、イー・モバイルでは全く歯が立ちませんでした。このブログ内の画像も、Galaxy S で撮影したものを沢山掲載してますが、本当に世界で認められた優秀なグローバル・スタンダードなスマホと言えますね。
そして金沢市内に戻るが、駅前は金曜日の夜のため道路が大混雑。久々の超渋滞を体験。ましてや知らない街なので、どうすることもできず。
しかしこれまた新規導入のカロッツェリアのおかげで、なんとか今夜の宿となる「金沢シティホテル」に到着。
当日限定シングルルーム特別レートと楽天ポイント利用で、一泊3,700円が2,700円に。しかもマッサージチェアがあって角部屋、地下にはジャグジー付きの大浴場も。駐車場もなんと無料。なんだかんだで、文明の利器にこうやって助けられっぱなし。いいんだか悪いんだか…
ところでこの辺、すごいホテル激戦区なんだなあ。駅前は、JAL vs ANA が争う構図。どちらもたいそう立派な佇まいです。
こちらは JAL vs ANA どっちもがんばれ それにしてもどっちもゴージャスだな…(画像はPanoramioより)
駅前ターミナルに行くが、流行の駅ビルでこれといった店がない。名物金沢カレーの店らしきものも見当たらず、JAL City Hotel地下のラーメン屋で遅い晩餐。金曜日の夜、しかも忘年会シーズンとあって、あたりは酔っ払いだらけ。
この日の北陸地方は大陸方面からの寒波が到来中とのことで、あまり経験したことのない染み入るような寒さが印象的でした。ホテルに戻り、大浴場で温まり一杯やって
Zzzzzz