9月の声を聞いたばかりと思えば、現在台風接近中と、慌しい陽気の今日この頃ですね。
そんな中、今日は店舗予定地で設備工事業者の方や、10年後の『溢れる緑』を演出してくれる造園屋さんと詳細な打ち合わせをしてきました。そうかと思えば、看板の発注をしたりと、予想通り慌しい9月の幕開けとなりました。
10月中のオープンを目指しているので、どこまでキャッチアップできるかわかりませんが、ここで焦っても仕方がないですからね。これまでコツコツと積み上げてきたものを大切にしたいのと、これからはすべてプロの職人さんたちにすべて委ねることになるので、慌てず対処しようと心掛けているような、最近の僕の心境です。
ちょっと音楽ネタから遠ざかってました。ということは、自分に余裕のない兆候だということが明白です。そんなときは心を落ち着かせる優しい楽器の音色や VOICE がいちばんですね。
そんなわけで、前にも一度紹介してるチェット・ベイカーの古いアルバムから、季節柄ぴったりなタイトルの曲 “September Song” を紹介します。
Chet Baker / “September Song” (album: “Chet” – 1959)
このレコード・ジャケットは、19からハタチの頃に僕の当時住んでたオンボロ学生アパートの壁に、それはそれは宝物の如く大切に飾っておいた、見てくれだけではない「最高」の内容のアルバムです。
これからだんだんと深まってゆく秋から冬にかけ、冷え切った身体をまるでブランケットで包んでくれるような温かさを持った作品です。聞いてもらえれば「な るほど」と思っていただけるでしょう。すでによくご存知の Jazz fan の方の誰に訊いても、捨て曲も一切なしの超お薦め盤です。
CDショップとかで、1,000円シリーズとかでもよく販売されてますので、ぜひ購入して聞いて いただきたいものです。この曲はトランペットのみですが、Vocal も同時に取れるとても稀有なジャズ・ミュージシャンです。
しかし、あえて古臭い表現をしますが、チェットってほんとに「色男」ですね。