Category Archives: “Mellow Tunes” series

Mellow Tunes ~ Vol.150【Boney James】

いつもご訪問ありがとうございます。
一年の内でいちばん寒い季節ですが、温かい珈琲など片手にご覧いただけると幸いです。
 


 

『Boney James』(ボニー・ジェイムス)を当ブログで紹介するのは、たった今過去記事検索をしてみましたが、やはり初めてのようです。昔からお気に入りで長く聴いてきているアーティストでさえ、改めて調べると記事として取り上げてないというケースが、意外と多いことに最近気付きました。今後はそういったアーティストたちにも目を向けて、ご紹介していかないといけませんね。

さて、『Boney James』(ボニー・ジェイムス)に話は戻りますが、グラミーのノミネートにも常連のボニーは、現在の米国を中心とするいわゆる「Smooth Jazz」の分野で、最も人気と実力を兼ね備えたサックス・プレイヤーと言っても過言ではありません。彼のテナー・サキソフォンが紡ぎだす、その独特な「メロウ」で艶のある音色で歌うようにブロウするその様は、まさに「One & Only」な存在といえます。

2015年にリリースされた『Futuresoul』に至っては、Billboard Contemporary Jazz Chart で年間1位を独走し、昨年2017年に発表の『Honestly』もやはり同様に売れ続けました。元々、過去に Isley Brothers / Bobby Caldwell / Randy Crawford 等々、多くのR&B/SOUL系のアーティストのバック・バンドでの下積み時代が長いこともあり、ことBlack Musicへの理解と愛情が、他のアーティストの誰よりも強い気がします。『Futuresoul』などというアルバム・タイトルにしても、ゲスト・ヴォーカリストにR&Bのアーティストを客演させたりしているのも、彼ならではのことで、よく理解できます。

 


Boney James –
1. “Vinyl” (album: Futuresoul – 2015)
2. “Butter” (album: Send One Your Love – 2009)

 

『Boney James』(ボニー・ジェイムス)、これからも目が離せないアーティストのひとりです。

 

 

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Mellow Tunes ~ Vol.149【Stanley Clarke】

新年が明け、帰省ピークの直後で、早すぎる「成人の日」に合わせた三連休の到来で、いまだに仕事モードへ戻れない方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。「成人の日」は一月の真ん中と、体に染み付いた年代層の僕などは、政府の祝日制定に対してもう疑問だらけです。
さて、日本国民の民族大移動も終わり、いよいよ学校が再開されると、きまって「流感」のシーズン到来です。皆様におかれましても、どうぞお身体ご自愛ください。

2018年になって最初の「Mellow Tunes」となる今回ですが、今年もこれまで同様に時代やリリース時期、そしてカテゴリーにも一切囚われることのない自由気ままな選曲で、ゆるゆるとやっていこうと思っていますので、そのつもりで皆さんお付き合いください。

 

1951年生まれで現在66歳の Stanley Clarke(スタンリー・クラーク)ですが、1970年代になって世に出た当初は、「FUSION」というカテゴリーの呼称がまだ一般的でなく『クロス・オーヴァー』なんて表現されていた時代、Chick Corea (チック・コリア)と組んだバンド「Return To Forever」で世界中にいわゆる「FUSION」ブームを巻き起こした張本人でもあります。いまや世界一のベーシストと称される、早熟な天才 Marcus Miller(マーカス・ミラー)が台頭してくる、少し前の時代の話ですね。ウッド・ベースによるスタンダードなJAZZはもちろん、エレキ・ベースに持ち替えれば、早い時期からのスラップ奏法やギターのようなコード・ストロークが持ち味で、とにかく当時は「斬新」という表現がぴったりのベース職人でした。後にコンビを組むことになる故人の George Duke(ジョージ・デューク)とは、“Clarke/Duke Project” として、1980-90年代にかけて3作ほどアルバムをリリースし、リリースの度に世界中のFUSIONファンに話題を提供し続けたものでした。

今回ご紹介する『Heaven Sent You』は、スタンリーが絶頂期の1984年にリリースしたアルバム「Time Exposure」からの代表作で、ゲスト・ヴォーカリストには当時やはり大人気だった SHALAMAR(シャラマー)のリーダー Howard Hewett(ハワード・ヒューイット)を起用した、 Mellow Funk な大人の雰囲気が香り漂う名曲です。

 

 


Stanley Clarke – “Heaven Sent” (Ft.Howard Hewitt & George Duke)
(album: Time Exposure -1984)

 

そしてこちらは、スタンリー/ジョージ/ハワードが三人揃って久々にチャンレンジした同作品ですが、2013年に逝去したジョージとだいぶウェイトが増加してしまったハワードの様子から、おそらく5~6年前に収録された映像ではないかと思われます。演奏後に「俺たちまだやれるぜ」と語り合い互いをリスペクトする様子が、今となっては大変貴重な映像です。いつも思うのですが、やはり一時代を築いたアーティストとは、そういうものなんだと、改めて見直すことが多々あります。

 


George Duke, Stanley Clarke and Howard Hewett – Heaven Sent You

 

「34年も前」の作品ですが、今の時代に聴いても、とても新鮮に聴こえませんか。こういった大人向けの音楽は、現代ではなかなか耳にする機会が本当に少なくなりました。
そんな価値ある作品群を、今年もいろいろと掘り起こしながらご紹介していければと考えています。

 
Howard Hewett(ハワード・ヒューイット)がスタンリーのアルバムへ客演したものには、こんな作品もありましたね。ハワードのヴォーカル・スタイルと声質に起因するところが大ですが、その「mellowness」ぶりには脱帽ものです。


Stanley Clarke – “Fantasy Love” (Ft.Howard Hewitt)
(album: East River Drive – 1993)

 

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Mellow Tunes ~ Vol.148 【Best Mellow Tunes – 2017】

クリスマスも過ぎ、依然として冬らしい寒気団が列島を覆っています。
「冬至」を過ぎてからというもの、やはり不思議なもので、日没が少しずつゆっくりとなってきているような気がします。日没と日の出の直前は、空気が澄んでいるので、空の様子が相変らず美しいですね。

 

 

さてさてドタバタと例年の「暮れ」独特のリズムに忙殺されているうちに、あっという間に2017年も暮れてゆこうとしています。皆様、今年も相も変わらず、当ブログへの定期的なご訪問、ありがとうございました。

かつての実店舗「Mellows」のOPEN準備期間(2010年末)より継続している元マスターによる当Blogですが、これまでの投稿数が計700を超えており、おそらくほとんどの記事にその都度なんらかの「音楽作品」の紹介をしているので、もうずいぶんと沢山の楽曲を取り上げてきたことになります。
ここ数年は年末に、その年にご紹介した作品やアーティストの中から、【Best Mellow Tunes】として、作品のリリース時期に一切関係なく、その時点でよいと感じた「アーティスト」であり「作品」を、時代やカテゴリーに拘ることなく選択しています。新しいものだけがよいと言うのは大間違いで、残念なことに出逢う機会がないままに、自分の中で過去に流されていった作品の中に、キラッと光るダイヤのような作品と、長い時間を経てめぐり逢うことは、決して少なくありません。大抵の音楽好きの方であれば、容易にご理解いただけると思いますが、あくまで「私的なBEST」ですので、誤解なきようご了承ください。

敢えて順位はつけませんが、今年2017年に初めて出逢ったり、過去の作品群を掘り起こし作業中に再会したりした中で、『Mellow Tunes 』『AC Tunes』シリーズの記事としてUPした中からの、「アーティスト」や「楽曲」のご紹介となります。今回は、「Play List」にしてみましたので、続けてご視聴いただけます。

 


【Best Mellow Tunes – 2017】
(From “cafe Mellows” ~ Master’s Blog【ANNEX】)

 

また各々の楽曲やアーティスト関連の記事は下記の通りです。気になったアーティストがいましたら、ぜひご参照ください。

 
AC Tunes ~ Vol.43 【Rumer】

Mellow Tunes ~ Vol.122【Incognito】

Mellow Tunes ~ Vol.111 【Bruno Mars】

Mellow Tunes ~ Vol.129【Prince】

Mellow Tunes ~ Vol.141【Sevyn Streeter】

Mellow Tunes ~ Vol.142【Avant ft. Keke Wyatt】

 

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Mellow Tunes ~ Vol.147【CHEMISTRY】

「少し早いかな」と例年感じる「暦」の上での『立冬』から、10日も過ぎる頃には、しっかりと晩秋から冬に変わってゆく「小さな足音」が、遠く彼方から「ひたひた」と近寄ってくるような印象が強くなってきます。そう、それは北の方角から吹き寄せてくる「風」であったり、落ち葉が路上で擦れ合い舞い上がる「カサカサッ」といった音であったり、この時期の季節の変わり目を象徴するような自然現象に、たびたび目や耳を奪われる機会が増えてくるものです。この国の美しい季節「秋」も、そろそろ見納めの時期でしょうか。

 

 

そんなあらゆる郷愁の想いにかられるこの Mellow な晩秋の季節に、あの「川畑・堂珍」コンビによる『CHEMISTRY』が、いよいよ表舞台に帰ってきました。CDが本日(11/15)発売となった、6年ぶりとなるユニット再始動シングル『Windy / ユメノツヅキ』は、昔のシングル・ドーナツ盤で言うところの「両A面」、つまりはダブルリード曲のシングルという具合。

このブログでは、川畑君が鈴木雅之氏とDuetした大人のバラッド作品『Half Moon feat.鈴木雅之』を一度取り上げただけで、「CHEMISTRY」としての作品を取り上げることはありませんでした。
その理由とは、1999年に民放TVのオーディション番組を発端とした彼らのデビュー以前から、一貫して総合プロデュースに携わった「松尾潔」氏が深く関わっていた頃から、その後の彼らの目指す方向性が期待と大きく変わってしまい、とても残念な思いを感じていたからでした。
国内邦楽のPOPS史上我らが大先輩にあたる「桑田圭祐」氏率いる SOUTHERN ALL STARS がかつて世に放った不朽のバラッド『いとしのエリー』と双璧を成すほどの、バラッドの名作『You Go Your Way』をはじめ、プロデュサーとして彼らにいちばん相応しい方向性を見出していたのは、誰あろう「CHEMISTRY」の生みの親である「松尾さん」だったのは、誰の目から見ても明らかでしたから。でもね、それでいいんですよ。誰だって、若い時期だからこそあれもこれもチャレンジしてみたいというのは、当然の成り行きであり「通過点」だったわけで、公私に渡り多くの経験をお互いに積んだ二人が、ようやくその「あるべき場所」というか「立位置」に帰ってくるのを、おそらく多くのファンはずっと耐えて耐えて待っていたような気がしてます。無論、僕もその内のひとりなのは言うまでもないのですが。

 


CHEMISTRY 再始動後初シングル『Windy』MV

 


CHEMISTRY 『ユメノツヅキ』Lyric Video

 

「ユメノツヅキ」のメイキングPVからも伝わってくるように、なんと14年振りにプロデューサーとして二人の再始動を再び支えた「松尾さん」は、作詞もそうですが「Total Producer」としての仕事振りが、文句なしに素晴らしいと言えるのではないでしょうか。「やっぱり、この三人だからこそ」といった、会心の復活劇です。僕は主に洋楽を聴く立場にありますが、これほど久しぶりに「日本語の歌詞」にハッとさせられるのは、大御所作詞家の「松本隆」さん以来でしょうか。実は僕は、元々「松尾さん」が20代の学生の「音楽ライター」であり「物書き」だった頃からの、何百というR&Bはじめブラック・ミュージックのレコード・CDのライナー・ノーツをあきれるほどに拝見してきています。ご本人の著書を読んでいただければすぐに気がつかれると思いますが、もとより美しい文章を書く方ですが、人間の繊細な感情を改めて文字にするというのは、決して簡単な作業ではありません。

前回の記事でも、また過去にも何度も触れた話題ではありますが、配信の時代で「アルバム」が受け手に届きにくくなった現代の音楽産業や環境においては、過去のように「プロデューサー」の重要性が年々希薄になりつつあるような印象が強くあります。
真に実力のある「プロデューサー」とは、アルバムや楽曲ごとに適切な演奏家・作曲家・作詞家・編曲家・デザイナー等々、自身の人脈を総動員して多くのブレーンを集めることが可能となります。世界に目を向ければそれは、『We Are The World』における「Quincy Jones」(クインシー・ジョーンズ)であり、Jazz の世界では「Tommy LiPuma」(トミー・リピューマ)であったりするわけですが、つまるところ、それくらい受け手であるファンやリスナーが聴きたいと思っている作品であると同時に、送り手であるアーティストが納得できる「Win-Win」な方向性を総合的に判断できるのが、真のプロデューサーなのだと思います。

すこし御幣があるかもしれませんが、我々のように1970~90年代に本物の洋楽を聴いて育った世代は、中途半端なサウンドだとか物真似や見てくれだけのパフォーマンスなどでは、ただの1ミリさえも心が動くことはありませんし、その辺りが自ら能動的に「聴く行動」にでるかどうかの「基準」になっていたりします。そういった意味でも、表現者である「CHEMISTRY」やプロデューサーの「松尾さん」の存在意義は、非常に大きいものと思えます。3曲目に収録された国内若手アーティスト二人の「Alfred Beach Sandal + STUTS」による、うねるベースと FUNK 感溢れる素晴らしい楽曲『Horizon』のカヴァーを、「CHEMISTRY」に提案するあたりも、松尾さんならではの目利きぶりで、新時代の「CHEMISTRY」の新たな魅力と可能性を示していて、もうこれは流石としか言い様がありません。

国内のヴェテランを除いた若手アーティストの中で、現在この二人を凌ぐ Vocalist は、まず見つからないでしょう。世界を見渡しても非常に稀有な「男性DUO」である二人は、「松尾さん」がユニットを命名する際に感じたその『音楽的化学反応』(CHEMISTRY) は、これからも時を経て更に進化を続けていくことでしょう。
おっさんの楽しみが、嬉しいことにひとつ増えました。

 

[Yahoo!特集記事]に、CHEMISTRY松尾潔プロデューサーの対談が掲載されました。「パフォーマンス重視のグループばかり、歌を大事にしている人が少ないなと感じた」という川畑氏の語る部分には、もう激しく頷くしかありません。僕はといえば、CD完売ショップ続出で、4件目でようやく購入できました。11/19付の「J-WAVE TOKIO HOT 100」でもチャート6位とのこと。圧倒的なヴォーカル・パフォーマンスとプロデュース・ワークの結果ですね。

 

 

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Mellow Tunes ~ Vol.146【Seal】

大好きな秋が深まり行くのを、自分自身の五感をフルに使って感じながら、そして物思いに耽っているうちに、気がつけばあっと言う間に11月も10日が過ぎてしまった。

 

 

毎年11月が来ると、今はもうない実店舗の「Mellows」のOPEN直前の立ち上げに孤軍奮闘していた出来事だとか、翌年同時期の店舗CLOSE時の大きな喪失感を伴った後処理に直面していた頃のあれこれを、どうしても思い出すことが多くなる。そんなこともあって、ここ数年の10月から11月に切り替わる時期は、なんだか気持ちが妙にざわつき落ち着きがなくなるような気がするのも、ある意味仕方のないことなのかもしれない。
今年も残すところあと2ヶ月を切ってしまったわけで、年々月日が経過するのが早くなる気がして仕方がない。歳を重ねるというのはこういうことなのかなと、ふと空を見上げてひとつため息をつく。もう冬が、すぐそこまでやってきているようだ。

 

 

そんな深まる秋の中、もうヴェテラン・シンガーの域に到達した Seal(シール)の最新作のリリースの知らせが、遠くUKより届いた。世界的にも評価の高かったSOULの珠玉のスタンダード作品の数々をカヴァーした2008年の「SOUL」そして2011年の「SOUL 2」に続いて、今回はJAZZのスタンダード作品のカヴァー・アルバム、その名も『STANDARDSの発表と相成った。
本作は、英国・ロンドン出身で、ブラジル系の父とナイジェリア人の母の間に生まれたシールにとって、幼少の頃から聴き馴染んできたフランク・シナトラ、ナット・キング・コール、エラ・フィッツジェラルド、ニーナ・シモンらJAZZのレジェンドたちへの、トリビュート・アルバムといった構成になっている。
奇遇なことに僕も彼と同じ1963年生まれで、作品の性質上とはいえ、現在54歳と多くの人生経験を積んだシールのヴォーカルは、若き日の頃のそれよりもずっと角が取れていて、また違った魅力に満ち溢れている。個人的には、聴けたらラッキーと思っていた『My Funny Valentine』のカヴァーが、文句なしに素晴らしい。
まずは、欧州でのNEWSとアルバム全体の内容のトレイラーを要チェック。

 


Grammy winner Seal pays tribute to Sinatra, Fitzgerald and Cole in new album
(euronews)

 


Seal Standards – The New Album

 
そんな JAZZ STANDARDS COVER ALBUM から、時節柄ぴったりな『Autumn Leaves』(枯葉)をピック・アップ。
 


Seal – Autumn Leaves (Official Audio)
(album: STANDARDS – 2017)

「SEAL」この人も 「One & Only」な代えの利かないレアなアーティストの一人。興味のある方は過去記事をどうぞご覧ください。

 

 

 

 

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Mellow Tunes ~ Vol.145【Stevie Wonder】

仕事が休みの今日、もう大学生になった二人の息子たちが小さかった頃からサッカーの試合でよく来た、近隣の湖岸沿いの公園を訪れてみると、いつもは動いているはずの「風車」の羽が止まっていた。
よく見ると、なるほど例年恒例となっている晩秋から冬の季節限定のイルミネーションのための、電飾の飾りつけの作業を、委託の業者の人たちが会場となる公園のあちこちに施していた。もうそんな季節なのか、と思う。

 

 

いつもはコンデジだけを持ってブラつくのだけれど、今日は長年愛用している160GBの容量がパンパンに詰まったおじいちゃんの「iPod Classic」と、コンビニで買ったラージ・サイズの珈琲を持って、ゆっくりと公園のあちこちの「秋」を探し回ってみた。
最低気温が10度を切ると、広葉樹は一気に色付くというのは、もう自分の中で一つの方程式のようになっている。先週まではまだ緑色だった「銀杏」の木たちも一気に黄色が鮮やかさを増していて、つくづく「いい季節になったなぁ」と思う。

 

 

夕刻が近づく頃まで、公園内の少年サッカーのためのコートが2面取れる野芝で覆われた地面に座り込んで、これまでブログにUPしてきた「Mellow Tunes」の膨大なプレイリストを中心にあれこれ聴きながら、もうとっくに冷めてしまった珈琲を啜りながら、刻々と表情を変えてゆく「秋の空」をゆっくりと眺めていた。郊外や地方のいいところは、なんといっても「空が広い」ってことかもしれないなと、湖面を渡ってくる北風にちょっと身震いしながら、そんなことを思う。

 

 

 

そしてiPodから聴こえてきた、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の懐かしいバラッドが、やけに秋の空とマッチしていて、なんだかジーンときてしまった。

 

Stevie Wonder – “Lately”
(album: Hotter than July – 1980)

 

Stevie Wonder – “Ribbon In The Sky”
(album: Original Musiquarium I – 1982)

 

 

 

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