web statisticsblog statistics

Mellow Tunes ~ Vol.244【Toshinobu Kubota】

いつもご訪問ありがとうございます。
足早にクリスマスが過ぎると、その余韻を楽しむ暇もないほどに、あっという間の「歳末感」がどっと押し寄せるのが、なんとも憎めないこの国の冬の風物詩です。

 

 

今年も残すところあと数日。この週末から「9連休」という方も多いんでしょうね。
あいにく僕はそうもいかず、そんな時は悔し紛れに、合間や隙間を見つけては、好きな音楽を聴くに限ります。

さて今年2019年最後の【Mellow Tunes】ですが、いちばん重要な日本人アーティストの最新アルバムを、「大トリ」でご紹介いたします。
この国ではもともと不毛に近かったか、あるいは極々少数の「マニア」だけがひっそりと愉しんでいた、米国オリジンの「黒人音楽」のカテゴリーのひとつ、「R&B/SOUL」という音楽でありカルチャーを、30年以上という長きに渡る音楽活動を通じて、広く浸透・定着することに貢献してきたアーティストが、「久保田利伸」その人だと信じてやみません。もちろん「久保田」さんのデビュー以前に、黒人音楽に深い愛情と理解を示していた「山下達郎」さんなども不可欠な存在ではありますが、「普及」という意味での「久保田」さんのこれまでの国内外での活動は、国内の音楽界にとても大きな影響を与えてきたことに、異論のある方はいらっしゃらないことでしょう。90年代日本を飛び出して、本場 New York に拠点を移し、国籍や人種を超えて精力的に活動をされた時代には、同じ世代の「SOUL」好きとして、万感胸に迫りくるものがありました。

そんな「レジェンド」的な存在感が年々強くなってきている「久保田」さんですが、11/27にニュー・アルバム『Beautiful People』がリリースされました。約4年ぶりとなるオリジナル・アルバムは、昨年(2018年)にリリースされた KOSE エスプリークのCMソング『You Go Lady』『So Beautiful』を含む全14曲収録の、素晴らしい内容の新譜となっています。中でも、『FUN FUN CHANT』という作品に関しては、現代の若者たちがすごく興味を示しがちな、まさに80年代のサウンドとグルーヴが再現されていて、往年の久保田さんファンであれば、イントロを聴いただけでその懐かしさに「うわー!」と声を上げてしまうことでしょう。もちろん今の現在進行形の「久保田」さんの新たな魅力を発見できる内容なので、年末・年始の長いお休み中にでも、カタチある「CD」でも一瞬で入手可能な「配信」でも、ご自身のスタイルでぜひ楽しんでいただきたい「最高のアルバム」です。

 

久保田利伸 New Album「Beautiful People」11.27.2019 Released
 

当サイトでもずっと変わらぬサポートをさせていただいております、大人のためのラジオ・ミュージック・プログラム『松尾潔のメロウな夜』の年内最終放送回に、恒例となった「久保田」さんのゲスト出演がありました。
 


 

「久保田」さん同様に、僕の敬愛する「松尾」さんが、放送中はもちろんのこと、番組コラムの『メロウな徒然草』の中で、アルバム『Beautiful People』の内容に触れていらっしゃいます。恥かしながら、僕からのリスペクトするお二人へのメッセージも取り上げていただいております。ぜひご一読を。
聴き逃された方は、再放送が「1月6日(月)10:00~ FM、16:05~ ラジオ第1」で予定されていますので、ぜひ聴かれることをお勧めします。(タイム・フリーはありません)