色鮮やかな紫色のパンジーが咲き誇る頃に、突然「四月の雪」を体験することも決して珍しいことではない。そんな季節が巡ってくると、「唯一無二」のアーティストを思い出さずにはいられない。
あと数日で、稀代のシンガー・ソングライター『Prince』が逝ってから、4年の月日が経過しようとしている。
彼の「Official Prince YouTube channel」にこの動画が公式にUPされるまで、没後3年という長い時間を必要とした。あれほど自身の音楽の配信や動画投稿を拒絶したプリンスも、時代と供に変わらざるを得ないこの状況の変化を、もし存命であったならば、どんな風に語るのだろうか。
とはいえ、いつの時代も、いい音楽の価値は変わることがない。
Sometimes it snows in April
Sometimes I feel so bad, so bad
Sometimes I wish life was never ending
And all good things, they say, never last
四月に雪が降ることもある
ひどく落ち込むこともある
人生がずっと続けばいいと思うこともある
楽しい時はいつか終わると人は言う
Prince – Sometimes It Snows In April
(Live At Webster Hall – April 20, 2004)
コロナ禍で、今は身動きを取ることができないでいる世界中の多くのアーティストたちにとって、一日も早く事態が収束し、それぞれのライブ活動が再開されることを切に願う。
*「Official Prince YouTube channel」はこちらへ。