各人の業種やテレ・ワークなど、置かれている状況によってそれぞれだと思うけれど、ようやく長い連休が終わって、一息ついている。例年とは全く違う環境とはいえど、当たり前のこととはいえ、楽な仕事などありはしない。
連休中の数日前、仕事からの帰宅時、いつもの通勤途上で見かける結構流行っていた居酒屋が、まさに取り壊しの最中だった。信号待ちでその様子を見ていたら、急に目頭に熱いものが込み上げてきて、フロントガラスが見えなくなった。後続車からクラクションを鳴らされ我に返り、後ろ髪を引かれる思いでその場から走り去った。「Mellows」を閉めたあの日の記憶が、否が応でも蘇ってきた。さぞ、無念な想いだろう。
世界中のどの国も大変な状況だけれど、お国の一大事だというこの時期に、列島各地から選出された国会議員たちは、皆本気で地元とその地域の住人の為に汗をかいているのだろうか。誰に選出されて国会に自身の席が設けられているのかを、真剣に考えてもらいたい。待ったなしの地方自治に対して、「国」がただケチをつけているだけでは、何の進展も見られない。
季節はめぐり、例年通りに植物たちは自らのサイクルを頑固なまでに守っている。そう、自分や自分の身の回りの人たちを守ること「Protection」は、大切なこと。
4月に待望の1stソロアルバムがリリースされたばかりの、アリゾナ出身で現在はL.Aを拠点に活動するR&B界大注目のシンガー・ソングライター、『Kiana Lede』(キアナ・レデ)のデビュー・アルバム『KIKI』から、ぐっと心を鷲掴みされた楽曲『Protection』をご紹介。「H.E.R.」「エラ・メイ」「スノウ・アレグラ」など現代女流R&Bの、まさにメイン・ストリームを行くような作品。
Kiana Ledé – Protection. (Lyric Video)
(album: Kiki – 2020)