秋が日に日に深まりますね。公園の樹々たちも、秋色へと日々変化しながら、見る人々の目を楽しませています。
今回は、10月16日にデジタル配信のみでデビュー・アルバム『OOTD』をリリースした、期待のR&Bアーティストの『ASOBOiSM』(アソボイズム) さんを、僕の Tweet も利用しながらご紹介します。
つい最近になって退職されるまでは銀行員だったという、ラップの技術には定評のある彼女ですが、先入観なしに聴いていただくためにも、まず動画をご覧いただくのがよろしいかと。
Track-1: ナイーブ
Track-2: Uwagaki
Track-3: Whateva♡ (feat. issei)
(album: 『OOTD』2020)
※その他の各種配信サイトは「こちら」
伸びやかで素直な Vocal と、英語と日本語のリリックが自然に行き交う軽快なラップとコーラス。どれをとっても、前例がほとんどないスタイルの「One & Only」なアーティスト。UPなものからメロウなスロウ・ジャム、Duo に至るまで、どの曲も素晴らしいアルバムです。中でも特筆すべきは、「X-Change」の MANABOON 氏がアレンジ・プロデュースに当たった『Whateva♡ (feat. issei)』は、彼女の無限の可能性が感じられるめったに出逢えないクオリティのスロウ・ジャム。
なかなか国内音楽界の枠には収まり切れない可能性を秘めた、すごいアーティストが出てきました。留学経験もあり、幼い頃から異文化コミュニケーションを大切にしてきた家庭環境で育ったという彼女。今後の動向が注目されます。
今40~50代の方で、「元々音楽はすごく好き」「でも邦楽は、あんまりね..」「子育て中で今は新しいアーティストを聴く余裕も機会もない」等々、いろいろ理屈はあるかもしれませんけど、中高年世代の人たちほど、ASOBOiSM さんの音楽を聴いてみた方がいいと思う。
「忘れていた何か」が見つかるかも。 https://t.co/3BaAKVCre8— Mellows ANNEX (@Mellows2011) October 16, 2020
コロナ禍で「STAY HOME」が今よりずっと声高に叫ばれていた今年の春先から夏にかけて、在宅時間が増えた人たちの中で始めた方が多かったと聞く「Twitter」。ご多分に漏れず僕もその中のひとり。ブログとはまったく異質のプラットフォームに最初は戸惑いながらも、なんとか使いこなせるようなってきた新時代のSNSのひとつだけれど、これまで出来なかったことを可能にした部分も多い。
メジャーなレコード会社には所属せず、音楽活動全般を、自身あるいは一部の限られたスタッフによって自前で運営していくスタイルは、若い世代のアーティストに限らずとも現代では多く見られるようになってきた。DM (Direct Mail) を初め、相互にフォローすることでファンとダイレクトに繋がることができる Twitter / Instagram といったSNSのプラットフォーム上の機能面での多くのメリットを、新曲のリリース記念ライブ等を含め、プロモーション活動のコストを抑えながらも最大限に利用すること可能にしている。そして時には何かのきっかけで、数十年前の作品がSNS上でbuzzることで、爆発的なリヴァイヴァルヒットに繋がるケースも、既に世界中で発生してきている。Spotify 等サブスクリプションによるストリーミングが完全に主流となる時代、もうこの傾向は加速化する一方で、フィジカルなCDやアナログ盤を求めたがるのは、一部の熱心なファンやマニアに限定されてくるのだろう。「隔世の感」であるとか「一抹の淋しさ」が、自分を含め古い世代の人間には、いつも付きまとうけれども、どちらも使いこなすのが「肝要」ということなのでしょう。
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