世間はいよいよGWに突入ですね。
ブログ読者の皆様におかれましては、それぞれ多種多様なプランをお持ちなことでしょう。
そんな連休初日にあたる今日は、ちょっとというかかなり気分の落ち込む出来事があったので、これまでUPしたこともないような「ヤケクソ記事でも書いたろか!」などと思いつつも、いくら自分の個人的なブログとはいえ、読んでる皆さんを不快にするような類のものはよくないと考え直し、ちょっと方向転換して、好きな音楽ネタに転換することにしました。
で、今日紹介するのは、米国の Smooth Jazz 界で活躍するドイツ人ギタリストの Nils(ニルス)の気分爽快なナンバーです。“Pacific Coast Highway” は彼が2005年にリリースした同名アルバムに収められた作品で、もともとあまり多くない僅かな情報によれば、2001~2010年の10年間で米国のやたらと多いSmooth Jazz専門ラジオ局において、もっとも多くプレイされた曲だそうです。これはちょっとスゴイことですね。日本人がクリスマスに達郎氏の「クリスマス・イブ」が聴きたくなるような、うまく表現できませんがそんな楽曲ってありますよね。もしかしたら、米国の西海岸(太平洋)や東海岸(大西洋)そしてメキシコ湾とかカリブ海に遠い内陸部地域に住んでる人たちにとって、とりわけ太平洋に面し単調ではあるものの雄大な景色を楽しめる California State Route 1 通称 “Pacific Coast Highway” は、ある意味ステレオタイプな憧れみたいな部分もあるんじゃないでしょうか。
堅実なドイツの人らしく、あまりプロモーション等にお金を掛けるのが主義ではないようで、PVも「オッサン」色丸出しで華やかさはありませんし世界的な知名度も正直高くはありません。ですが、音作りはゴージャスです。要は中身が大事ということですね。
Nils / “Pacific Coast Highway” (album: Pacific Coast Highway – 2005)
もう25年前くらいのことですが、当時勤務してた会社の先輩がロスに駐在しており、数日お世話になった際に、ロサンゼルス空港で借りたマニュアル車の非力な青いカラーの HONDA CIVIC で、ちょっとビビリながらも海沿いのこのハイウェイをドライブしてみたことを、とても懐かしく思い出しました。
その頃から早いもので四半世紀(25年)が経過し、僕もこのアーティスト同様の「オッサン」と表現される年代の男となりました。世間では、「追い出し部屋」などを備えた企業が多数存在するそうですが、もちろん「前向きな姿勢」を持ち合わせているというのが大前提ですが、ベテランにはベテランの知識や豊富な経験が少なからずあるもの。「40代や50代だから使えない」はまったくもってナンセンスな話。「なんとかミクス」だの言葉遊びばかり先行しがちな政局や外交・経済の状況に振り回され、ますます迷宮に入っていくようであらゆる物事の着地点が見えないような、そんな閉塞感から未だに抜けきれない日本はいったいどこに向かっていくのでしょうか。
なんだかまとりませんが、そんな時こそ california の空のようなスカッとしたサウンドが、痛くありがたいものに思えてきたりします。
さてさて皆さんも、GW中の運転には、事故のないようくれぐれも安全運転でお願いしますね。
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Nils
(album: Pacific Coast Highway – 2005)