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Mellow Tunes ~ Vol.64 【chic & mellow 編⑧ / Brownstone】

11月に入ってすぐのあまりお天気のはっきりとしなかった3連休でしたが、皆さんごゆっくりと秋の休日を過ごされたでしょうか。
「芸術の秋」「食欲の秋」と、とかく何にでもいい意味で形容される季節ですが、音楽もやはりこの肌寒くなる季節から冬にかけてはどこか暖かさが伝わってくるようなメロウなものが聴きたくなるのは、皆さんも同じなんじゃないかと勝手に想像するんですが、いかかでしょう。

 

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このところ日中と朝夕の寒暖差が大きく最低気温も10℃を切ることもあり、Mellows のモミジたちも紅くなるスピードがどんどん加速してきました。それはまた次回の「MOMIJI 通信」でお伝えするとして、通勤途中の街路樹の並木もどんどん色の変化が進んで、日ごと季節が冬に向かって進んでいるのを実感する毎日です。

 

さて Mellow Tunes の久々の更新ですが、今回は今は亡きあのマイケル・ジャクソンが自ら設立したレーベルの「MJJ Music」から彗星のごとくデビューした、「超」が付くほどの実力派の女性三人組のVocal Unit の『Brownstone(ブラウン・ストーン)』の代表作となった作品をご紹介しましょう。

Brownstone
同レーベルからの確か最初のアーティストだったと記憶してますが、マイケルがその実力を認めて世に送り出したわけですから、メンバー其々の個性と歌唱力は同時代に存在していた似たようなユニットと比較しても、完全に頭一つ抜けていた印象がありました。1stアルバムの「From the Bottom Up」と2作目のアルバム「Still Climbing」の発表後に、一人のメンバーの脱退が二度ほど続き、実質的な活動は1994年~98年の約4年という短い期間となりました。オリジナル・メンバーのニッキー・ギルバート(Nicci Gilbert)、マクシー・マクスウェル(Maxee Maxwell)に新たなメンバーを加えて再結成の情報が一時期報道され、2・3年前にはアルバム製作中との期待を煽るような情報もありましたが、メジャーな所属レコード会社が決まらないままいまだリリースには至っておらず、目立たないインディペンデントで活動中の様子です。できることなら、一日でも早くあの素晴らしいコーラスワークを再び聴いてみたいものです。

 


Brownstone / “If you Love Me” (album: From the Bottom Up – 1994)

 

で、曲は彼女たちの最大のシングル・ヒットでBillboard US R&B チャートでも2位を記録した代表曲『If You Love Me』です。日本国内では、当時輸入タバコ「ヴァージニア・スリムライト・メンソール」の洒落たCMのBGMとして使われていたので、きっと聴き覚えのある方も多いことでしょう。
またラッキーなことにアカペラ・ヴァージョンの PV が YouTube にありましたので、そちらもぜひお楽しみください。スゴイとしか言いようのない圧倒的なコーラスワークが鳥肌モノです。

 


Brownstone / “If you Love Me”