毎年のことですが、あっという間にクリスマス・ムードから新年を迎えるための年末独特の慌しさに切り替わるのが、この時期の日本固有の慣習で、歳を重ねる毎にそのタイミングがやってくるスピードの速さになんだか慌ててしまいます。
さて、2010年の12月に開始した僕の今となってはこんな「音楽主体」のブログも、カフェの開業前から閉店後の今日に至るまで、ちょうど4年を数えるようになりました。投稿数は約600記事、やり取りしたコメントが約500件、取り上げた音楽作品についてはメイン・シリーズの「Mellow Tunes」を中心にその他シリーズなども含めて約300曲以上、当ブログへのアクセス数も20万を超え、更新が毎日ではないもののさすがに4年ともなると、積み重ねた数字に自分でもちょっとびっくりです。最近は、営業当時のお客様とのコメントのやり取りも少なくなってきていて、時折メールを頂戴することはあるのですが、どうぞ音楽以外のことでも遠慮なく書き込みして頂けたら嬉しく思います。
2014年も間もなく暮れようとしていますが、皆様にとってはどんな一年だったのでしょうか。
僕個人としては、いろんな意味で余裕がなくやりたいことは何一つできなかったような印象が残る一年となりました。来年はなんとか充実した一年を過ごせたらと願っているところです。
前置きが長くなりましたが、2014年最後の『Mellow Tunes』としてメロウな一曲をご紹介しておきましょう。今年最後となる楽曲は、当ブログでも何度か取り上げていますが、グループ結成から40年以上が経過する米国 SOUL/R&B 界のベテラングループ『Earth, Wind & Fire』の1977年リリースの大ヒットアルバム『All ‘N’ All(邦題:太陽神)』に収録された、まさに大人向けの楽曲『Love’s Holiday』です。この美しいメロディを持つバラッドは、1970年代に多くのメロウで美麗なメロディを作り出した故人のソングライター『Skip Scarborough(スキップ・スカボロウ)』と現在は病気で療養中のアースの偉大なリーダー『Maurice White(モーリス・ホワイト)』との共作で、当時世界中を熱狂させたモーリスが抑え気味のヴォーカル・ワークに徹していて、曲とリリックのメロウさの相互作用でとても大人向けの作品に仕上がっています。アースの作品の中には、この二人の天才によるもう一つのバラッドの名曲「Can’t Hide Love」もあり、ソングライターのスキップ・スカボロウの作品群はまた後日、ご紹介しようかと思っていますのでお楽しみに。
Earth, Wind & Fire / “Love’s Holiday” (album: All ‘N’ All – 1977)
では最後に、今年も一年間こんな稚拙なブログに世界中から沢山の方々にアクセスしていただき本当にありがとうございました。こんなブログですが、懲りずにまた来年もお付き合いください。皆様どうか良いお年をお迎えください。
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Earth, Wind & Fire
(album: All ‘N’ All – 1977)