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立秋が訪れ、また新たな台風が次々にやってきて、こんな風にして少しずつ季節は「秋」へ向っていくのでしょう。
さて、世間ではいよいよお盆休みのスタートですね。あいにく僕はといえば、この時期は酷暑のうえに仕事が慌しい時期となり、例年心身共にグッタリな日々を送らざるを得ません。更新が少々遅れがちとなりますが、どうかご容赦ください。
忙しさと暑さ故に、耳にする音楽もできるだけ「Cool」で涼やかな響きを持った楽曲やアーティストを意図的にチョイスすることになるわけですが、そんなタイミングで一人のUK出身の若き女性アーティストのご紹介です。
このサイトからもLINKさせていただいている、音楽プロデューサー「松尾潔」さんのFMラジオ番組『松尾潔のメロウな夜』でも、再三取り上げられている期待のR&Bアーティスト『Ella Mai』(エラ・メイ)ですが、英国ロンドン出身の彼女が数年前に大西洋を渡り、自作曲を「YouTube / Instagram / Soundcloud」等の動画投稿サイトにUPし続け、西海岸LAを拠点とする実力派プロデューサー「DJ Mustard (マスタード)」の目に留まったところから、彼女のサクセス・ストーリーが始まったとのこと。
2017年2月にリリースされたEP「READY」に収録された『Boo’d Up』(ブード・アップ)は、地元ラジオ局を中心にブレイクし、その後一気に米国中を席捲していくことになったそう。
今では彼女の名刺代わりとなった『Boo’d Up』は、弱冠23歳という年齢の女性としては余りある、安定感のある歌唱力はもちろん「クール」で「エモーショナル」な表現力を出し切った感のある、そしてどこか80-90年代の香りがする、美しいスロウ・ジャムに仕上がったような印象を受けます。
僕がいろいろ書くよりも、時系列による彼女のサクセス・ストーリーとブームについての詳細な解析は、松尾さんも懇意にしているヴェテラン音楽評論家の「吉岡正晴」さんのブログ記事を、ぜひともご覧ください。
Ella Mai – “Boo’d Up”
今日現在でYouTubeでの再生回数が「1億8千万」を数えるほどになった、この「Boo’d Up」ブームをもってして、ただただ凄いなと感心するのは、今年2018年になって起こったこの「Ella Mai」現象を、昨年からずっと自身の番組内で継続的に取り上げていた、松尾さんのアンテナや嗅覚には、もはや「驚き」しかありません。
現代的なHIP-HOP寄りの若きアーティストの一人なのかもしれませんが、『Ella Mai』(エラ・メイ)というこの不世出な女性アーティストに対して僕が感じているのは、20世紀に突如として現れたあの「SADE」 (シャーデー)にも通ずるような、「21世紀版の Quiet Storm」が出現したような感覚とでも言いましょうか、そんな印象を強く受けています。
今後もしばらくは、『Ella Mai』(エラ・メイ)からは目が離せませんね。
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Ella Mai
(album: Ella Mai – 2018)