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残暑が続くのはいつ頃までなんだろうと、そんなことを思いつつやり過ごす8月の後半です。
なぜだか「暑い季節」と「寒い季節」には、不思議と「管楽器」や「ピアノ」の音を無意識に探している自分がいます。
かつて一度だけ「Mellow Tunes ~ Vol.134」で取り上げたことのある、英国出身のサックス奏者「James Vargas」(ジェイムズ・ヴァーガス)の二度目のご紹介。 「Smooth Jazz」分野の人気キーボーディスト「Oli Silk」に見出された彼が2004年にリリースした、自身の名を冠した唯一のオリジナル・リーダー・アルバムから、美しいバラッド『Whenever, Wherever, Whatever』のカヴァーを取り上げます。
多くのヒット曲を生んだ「Maxwell」のデビュー・アルバム『Maxwell’s Urban Hang Suite』に収録された、「SADE」のリーダーでもあるプロデューサーの「Stuart Matthewman」と「Maxwell」の共作によるその美しいメロディは、一度聴いたらなかなか耳から離れません。
James Vargas – “Whenever, Wherever, Whatever”
(album: James Vargas – 2004)
独特のサキソフォンの音色を聴かせてくれる「James」にいたっては、その後自身のリーダー・アルバムのリリースがありませんが、ぜひ新作を聴いてみたいと思うアーティストの一人です。
素晴らしいカヴァーも、やはり素晴らしいオリジナルがあってこそ。
デビューして間もない頃の、若き日の「Maxwell」のイノセントなヴォーカルに、心が洗われるようです。
Maxwell – “Whenever Wherever Whatever”
(album: Maxwell’s Urban Hang Suite – 1996)
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James Vargas
(album: James Vargas – 2004)
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Maxwell
(album: Maxwell’s Urban Hang Suite – 1996)