桜も咲き、連日のように三寒四温を繰り返すような「花冷え」な日がやってきたりして、確実に春の訪れを実感する三月も終わりの今日この頃ですが、皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、久しぶりの音楽ネタの更新です。音楽関連の更新が停滞すると、ときおり楽しみにされていらっしゃる読者の方から「まだですか‥」とメールなどもいただくこともありますので、そろそろなにかUPせねばといったところです。(汗)
徐々に太陽の陽射しも暖かくなってきたので、今回はそんなことをイメージさせるこちらの曲を紹介いたします。
Mario Biondi(マリオ・ビオンディ)は、イタリアを代表するシンガーで、主に JAZZ のフィールドで活躍しています。2012年にリリースされたアルバム “SUN” では、英国のジャズ・ファンクの大御所ユニットである INCOGNITO のリーダーでもあるジャン・ポール・“ブルーイ”・モーニックのプロデュースで、数曲コラボしています。
“Catch the Sunshine” は米国のソウル・シーンで古くから活躍する Leon Ware(リオン・ウェア)との男同士のデュオで独特の大人の雰囲気を醸し出す作品の出来となっています。リオンの70歳を越えるとは思えないほどのメロウで甘い声と、生前のバリー・ホワイトを思い起こさせるほどに腹の底にズッシリと響くイタリア代表・伊達男の「マリオ」のバリトンVOICEとのこのコラボ作品は、僕自身近年聴いた男性同士のデュオでは会心の出来映えではないかと感じています。
Mario Biondi (feat. Leon Ware) / “Catch the Sunshine” (album: “SUN” – 2012)
後に、マリオ本人のアルバム “SUN” にも収録されることになりましたが、前出の INCOGNITO(インコグニート)のアルバムに先に収録された、ボズ・スキャッグスのあの名曲 “Low Down” を、なんとこれまた Jazz/Funk/Soul 界きっての大物女性シンガー、Chaka Khan(チャカ・カーン)とデュエットしています。
原曲の良さも当然なのですが、JP・ブルーイは素晴らしいアレンジで二人にデュエットさせています。ちょっと大人な内容のPVの中では、大物アーティスト3人はそれぞれバラ撮りですが、ブルーイ自身がギター・ソロを披露していたりするので、それはちょっと見所でもありますね。
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Mario Biondi
(album: “SUN” – 2012)