新企画とかを色々と考えながらも、あっという間に一ヶ月が経過してしまいそうなので、ここはレギュラー・シリーズのUPといきましょう。
日本人はともかく、J. Lo(ジェイロー)こと Jennifer Lopez(ジェニファー・ロペス)を知らないアメリカ人はいないと思います。同様にゴシップに事欠かないマドンナと違って、今となってはそれほど話題に上ることが少なくなりましたが、プエルトリカンの血が流れるラテン系の彼女のショウ・ビズ界での2000年代の活躍は、まさに怒涛のようでしたね。映画・ミュージカルの女優はもちろん、モデルやダンサーそして歌手としてマルチな才能を余すことなく発揮していました。
Jennifer Lopez / “Talk About Us” (album: On The 6 – 1999)
そんな多面性を持った彼女の才能の中でも、僕がもっとも注目したのは「シンガー」「ヴォーカリスト」としての J. Lo でした。彼女のリリースした作品はどうしても僕の苦手な Hip-Hop 系のサウンドとエキサイティングなステージのイメージがついてまわりますが、1999年にリリースしたデビュー・アルバム『On The 6』と3作目『This Is Me… Then』に見られるような、シンプルでスロウ・ミディアムなR&B系の楽曲を、少しばかり鼻にかかったようなコケティッシュでありながら素直なヴォーカル・ワークで歌いこなしているのが印象的です。そこは女優、やはり表現力が豊かだなと感心させられます。
Cory Rooneyによって書かれた『Talk About Us』は、世界的に売れに売れたアルバム『On The 6』からのシングル・カットさえありませんでしたが、個人的にはこの年代に発表された女性アーティストの作品としてはベストと言っていいくらい好きな楽曲です。
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Jennifer Lopez
(album: On The 6 – 1999)