まだ6月だというのに、気温が30度近い日が続いている。これから到来する本格的な夏に耐えられるのだろうかなどと、思わず自分に尋ねてみたくなるくらいだ。
庭のアジサイが一滴の雫を欲しがるほどに、まとまった雨も一休み中の梅雨時の今日、かつて独立する前に20年以上勤めた会社の後輩というか同僚の女性から一通の葉書が届いた。
「今月末で退社することになりました」とある。
そして「夢に向かっての勉強をはじめようと思っています」とも。
Mellows が閉店する間際にようやく来店が叶い、「こんなに素敵なお店なのに..」と言って、閉店をとても残念がってくれたのが、昨日のことのように思い出された。
「男」であれ「女」であれ、また「父」であれ「母」であれ、自分の「夢」や「希望」に向かって努力する人の姿はいつの時代でも光り輝き、そして目映く映るもの。
大きな薔薇の花束などを用意するほど余裕のない今の僕には、大好きな Keith Jarrett がとびきりの優しさで奏でる “My Wild Irish Rose” を送ることくらいしかできないけれど、どうか彼女の「夢」が、ゆっくりでいいのでいつかきっと「実」を結びますようにと、静かにそっと願わずにはいられない。
Keith Jarrett / “My Wild Irish Rose”
(album: “The Melody At Night, With You” – 1998)
これまで色々とお世話になりました。そしてお疲れ様でした。どうかしばしの休息を。
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Keith Jarrett
(album: “The Melody At Night, With You” – 1998)