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AC Tunes ~ Vol.14 【Toni Braxton & Babyface】

GWもいよいよ後半ですね。皆さんどんなお休みを過ごされてるのでしょうか。
今はスマホで何でもできる時代ですから、旅先から当ブログへアクセスされてる方もいらっしゃるんでしょうね。ほんとに便利すぎる時代になりました。

最近ファッションや音楽そしてあらゆるカルチャーにおいて、『90’s』がトレンドになってるとよくメディアを通して見聞きすることが多くなってきました。確かに僕ら「R50」世代が若い頃に流行したものがいたるところで目に付くようになってきていて、20~30年タイプスリップしたような気分になることもあります。「流行は廻る」といいますが、この歳になってその言葉の意味がようやく理解できたような気します。

Babyface(ベイビーフェイス)こと Kenneth Brian Edmonds と言えば、その1990年代R&Bブラック・コンテンポラリーはもちろんのこと、カテゴリーを超越したプロデュサーとして華々しい活躍を見せたアーティストのひとりです。The Deal(ザ・ディール)で活動を共にした Antonio “L.A.” Reid(アントニオ”L.A.”リード)との共同プロデュースでは、実に多くのアーティストを大成功に導きました。

Toni-Braxton-Babyface-Roller-Coaster-2014-300x300Toni Braxton (トニ・ブラクストン)も彼らのレーベルである LaFace Records First Lady として1993年にデビューし、アルバム「Toni Braxton」で大きく成功を収め、2nd single の “Breathe Again” などは世界的な大ヒットとなりました。
それから『20年』という歳月を経た今年2014年2月に、『Toni Braxton & Babyface』という二人の名義でのアルバム “Love, Marriage & Divorce” がリリースされました。
20年という長い時間の中で、二人とも文字通りの「恋愛~結婚~離婚」をプライヴェートで経験し、互いに傷を負った二人が再び出逢い、46歳のトニと56歳となった Babyface の現在の素顔をさらけだしたような作品となっているような印象を受けます。病気やプライヴェートな諸事情から「引退」を決めていたトニを説得して二人の名義でアルバムを製作・発表し、また第一線にカムバックさせたベイビーフェイスには、頭の下がる思いです。なぜって、これだけの水準の作品をまだまだ発表できるだけの実力と経験を持ち合わせたアーティストは、現在のR&Bの世界でもそう多くは存在しませんからね。
またまた長くなってしまいましたが、アルバム製作についての詳細は、TOWER RRECORDS ONLINEインタビュー記事がUPされてますのでそちらをご覧ください。

人は誰でも長く生きていれば「いい時もあれば、よくない時もあるさ」ということを表現した、“Love is like a Roller Coaster” というフレーズがとても印象的な美しい楽曲、『Roller Coaster』という作品をご紹介せずにはいられません。

 


Toni Braxton & Babyface / “Roller Coaster”
(album: Love, Marriage & Divorce – 2014)

 

アルバム全体のクオリティも非常に高く、まさに大人が安心して聴ける作品となっています。ぜひ皆さんのライブラリーに加えていただきたい一枚です。( YouTube公式チャンネルでアルバム全編を聴けますのでぜひ)