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AC Tunes ~ Vol.27【Diana Krall】

今年の「秋」は、日を追う毎に季節がどんどん深まるような、本来の「日本の秋」が数年ぶりに戻ってきたような印象が、皆さんありませんか?昨年の記事を振り返ってみると、残暑があまりに長く、秋を飛ばして夏から一気に冬へシフトしたような気候でした。それを思えば、日本列島の美しい秋を長く堪能できることは大変喜ばしいことです。それゆえ、多くの気象予報士の方々が、「今年の紅葉は期待できる」と予想しているそうです。

 

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昼間の空もいいのですが、この季節から初冬にかけての「夕暮れ時」の空の様子はなんとも見入ってしまうほどドラマティックでありノスタルジックですね。刻々と変化する、陽が落ちるまでのわずかな時間は、一瞬たりとて見逃せないくらいの美しさです。コンパクト・デジカメのレンズを慌てて空に向け写真を撮りながら、そんな感傷に浸りました。

 

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ご紹介する曲は、深まる秋にPVが撮影された Diana Krall(ダイアナ・クラール)の『Almost Blue』。元々は彼女の伴侶である奇才 Elvis Costello(エルヴィス・コステロ)の作品で、晩年の Chet Baker(チェット・ベイカー)によるcoverで広く認知されるようになった、タイトル通りちょっとブルーで感傷的な印象を持ったもはやスタンダードになりつつある名曲です。

 


Diana Krall / “Almost Blue” (album: Girl in the Other Room – 2004)

 

Wallflowerダイアナは近く、彼女と同じカナダ出身のあの大物プロデューサー David Foster(デイヴィッド・フォスター)のプロデュースによる1960-70年代のいわゆる POPS/ROCK のカヴァー・ソングを集めたアルバム『Wallflower』を10/21(iTunes Storeでは10/13)にリリースする予定で、現在世界中で大変な話題となっています。彼女の歌うイーグルスの「デスペラード」「I can’t Tell You Why」、10ccの「I’m Not In Love」、ギルバート・オサリヴァンの「Alone Again」などなど、期待は膨らむばかり。秋にはやはりいい音楽作品が出てきますね。詳しくはオフィシャルHPにて。

 

*追記:世界中から注目されていた彼女の新作のリリース(10月)とワールドツアー(11月)が、病気のため来年に延期となった模様です。詳細はレコード会社のHPをご参照のこと。(以下抜粋)

【今年10月に世界発売を予定しておりました、ダイアナ・クラールの新作『ウォールフラワー』とそれに伴い11月にアメリカでスタート予定だった世界ツアーは、重度の肺炎による体調不良により延期となりました。新作の新しい発売日は現在、2015年2月を予定しております。
*デジタルは2015年1月末を予定  –  UNIVERSAL MUSIC】

現在『iTunes Store』では数曲サンプル音源を聴くことができますが、リリースまで気長に待たねばなりませんね。それはそれとして、彼女の早期の回復を祈ります。