AC Tunes ~ Vol.34【Gota Yashiki】

雨が降れば蒸し暑かったり「梅雨寒」だったり、晴れれば「梅雨の晴れ間」で真夏みたいな太陽が照りつけたり、ほんとにこの時期は人間も含め生き物にとってはバイオリズムの変化がもっとも激しい季節なのかもしれません。昨日近所のバイパスを走っていたら、なんと秋の風物詩「コスモス(秋桜)」が咲いていて、ちょっとびっくりしちゃいました。「う~ん、なんか分かる気がする‥」と独り言も。

 

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終わりかけの「ナツツバキ」となぜか色付き始めた「ヤマモミジ」

 

Gotaさて前回の「Mellow Tunes ~ Vol.92」で Simply Red を取り上げましたが、それをきっかけにこのところ彼らの作品を久しぶりに一通り聴きなおしていたりします。記事中でも触れたバンドの公式メンバーであったドラマー兼プロデューサーの「屋敷豪太」氏のソロ作品も、一昔前のカテゴリーで言えば「Fusion」「Assid Jazz」そして現代で言うところの「Smooth Jazz」にカテゴライズされる内容で、世界を視野に入れたとてもクォリティの高いアルバムを90年代後半から2000年代初頭にかけ数作品リリースしています。リズムの基礎である「ドラム」「ベース」はもちろんのこと、あらゆる楽器を操れる GOTA 氏ならではの世界観を、まずは YouTube などで楽しんでみてはいかがでしょうか。

で今回ご紹介の作品はこちら。
1997年に World Wide にリリースの『It’s So Different Here』に収録された『Someday』は、元々は1993年に国内で Sony Records より発売されたアルバム「SOMETHIN’ TO TALK ABOUT」に収録され、シングルとしても発売されています。
本作品は、当時英国を中心に流行していたレゲエのサブ・カテゴリーでもある「lovers rock」界の人気女性ヴォーカリスト Carroll Thomson(キャロル・トンプソン)をゲスト・ヴォーカルに招いた、GOTA氏独特のグルーヴを余す所なく堪能できる作品です。タイトでキレのあるドラミングとベース・ライン、そしてさりげないキャロルのヴォーカルが、梅雨の晴れ間に心地よく響いてきます。

 


Gota Yashiki / “Someday” (album: It’s So Different Here – 1997)

 

 

 

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