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久しぶりの「AC Tunes」シリーズの更新です。このシリーズでは、R&B/Soul 等のいわゆる「Black Music」から少しばかり離れ、カテゴリーを問わずあくまで大人向けの「Adult Contemporary」なアーティストや作品をご紹介しております。僕自身が10代後半の若い頃に夢中になった「AOR」であったり「FUSION」などのカテゴリーを取り上げることが多いのですが、近頃は更新するのにも、PCのキーボードに向うだけの、感情を揺さぶられるアーティストや作品に出逢う機会が少なくなってきたと感じていたところでした。
そんな矢先に吉報が届きました。
【NOBU CAINE】が約18年ぶりにアルバムをリリース!
いやあ、遂にキタかぁ、といった感じですね。なにより特筆すべきは、TWINドラムス / TWIN キー・ボード編成で、それはそれはもう80年代の重厚なFUSIONサウンドが蘇生したとも言えるほどの、超一流のセッション・ミュージシャンの面々による熱く分厚い音の塊が、聴く者たちの耳を容赦なく襲ってきます。以下、所属レーヴェルの「KING RECORDS」の Official Trailer、そして【CD Journal.com】の記事をご参照ください。
「Asian Blow」トレイラー/NOBU CAINE
パーカッショニスト・斉藤ノヴが率いるインストゥルメンタル・バンド、NOBU CAINE(ノブ・ケイン)が結成30周年を記念して、約18年ぶりとなるニュー・アルバム『今ここにあるべき百戦錬磨 ~7人~』を5月16日にリリース。収録曲より「Midnight Circus」「Asian Blow」がハイレゾ配信サイト「e-onkyo Music」にて独占先行配信中。
NOBU CAINE は、角松敏生のツアー参加メンバーが集い、1988年に東京・六本木 PIT INNにてイベント〈斉藤ノヴ・セッション〉を行ったことをきっかけに結成し、同年にアルバム『NOBU CAINE』を発表。メンバー・チェンジを繰り返しながらも活動を続け、第6期メンバーとなる現在は、斉藤ノヴ(per)、村上“ポンタ”秀一(ds)、山内陽一朗(ds)、重実 徹(key)、宮崎裕介(key)、福原将宣(g)、川崎哲平(b)らが在籍。
「Midnight Circus」MV/NOBU CAINE
尚、アルバム『今ここにあるべき百戦錬磨 ~7人~』のタイトルおよびアートワークは、ノヴさんの奥方の「夏木マリ」さんがプロデュースを担当されたとのこと。今にして思えば、あの「サザン・オール・スターズ」の衝撃的デビュー曲の「勝手にシンドバッド」も、ノヴさんの編曲・プロデュースなしには存在しなかったわけですから、日本の音楽界への貢献度は多大なものがありますね。余談ですが、斉藤ノヴさんは、こんな素人の僕のサイトを時折訪問してくださっているようで、本当にありがたく思います。
どうやら世界的にも、「FUSION」サウンドが復活の兆しを見せているような印象を強く受ける昨今ですが、国内外を問わず他のミュージシャンやアーティストにも期待したいところです。