Category Archives: “AC Tunes” series

AC Tunes ~ Vol.76【Jonathan Fritzen】

いつもご訪問ありがとうございます。
コロナ・ウィルス関連のニュースで、すべてのトピックが占拠されたような印象の地球上ですが、どんな状況下でも確実に季節は巡ってきます。
数日前に公園に立ち寄ってみたら、陽気に誘われて咲き出した花々だけでなく、これまで見たこともないような、多くの子ども同士のグループやファミリーを見かけました。運動不足や閉塞感から解放されたからなのか、皆一様に明るい表情だったのが、植物たちと同様に印象的でした。こんな時こそ、傍らにはそれぞれの大好きな音楽を。

 

 

 

北欧はスウェーデン出身、米国の「Smooth Jazz」界で活躍する『Jonathan Fritzen』(ジョナサン・フリッツェン)の、春の「雪解け」をイメージさせる一曲『Melting』を改めてご紹介。

 


Jonathan Fritzen [Feat.Alex Crown] – “Melting”
(album: Diamonds – 2010)
 

こちらの美しくメロウな楽曲は、実店舗営業当時のちょうど8年前のこの時期に『Mellow Tunes Vol.5』で取り上げており、詳細についてはそちらをご覧くださると幸いです。
「ジョナサン」の奥様が、時折サイトを訪れて、「facebook」経由で記事をシェアしていただいているようで、なんだか恐縮しております。

 

 

 

 

 

AC Tunes ~ Vol.75【Boney James】

ここ数日の暖かな陽気のせいで、早咲きの「サクラ」も、車窓からチラホラと見かけるようになってきた。そうかと思えば、今日のような「霙混じり」の真冬の天気へと逆戻りしてみたり。一進一退を余儀なくされる、さながら地球上の現状のようでもある。
いずれは、いずれは、穏やかな日々が訪れることを願い、今はただ好きな音楽に身を任せるとしよう。そうでもしなきゃ、お互い身が持ちませんて。

 

 

2020年最初の『AC Tunes』シリーズは、メロウなSAXプレイヤーBoney James(ボニー・ジェイムズ)の 4/17 にリリース予定のニュー・アルバム『Solid』から、タイトル・トラック『Solid』、そして「Kenny Lattimore」(ケニー・ラティモア)をゲスト・ヴォーカルに招聘した『Be Here』を。

 

Track-1: “Solid”
Track-2: “Be Here” ft. Kenny Lattimore
Boney James New Album ‘Solid’ will be released on April 17th
Pre-order ‘Solid’ – https://found.ee/BoneyJamesSolid

 

 

 

AC Tunes ~ Vol.74【Jun Abe】

いつもご訪問ありがとうございます。
冬の足音がひたひたと近づいてくるのが、聞こえてくるようです。そしてこんな時期の夕暮れ時には、いつにも増して言葉を失いそうなくらいの「Magic Hour」が訪れることがあります。
数日前に、少し遠くまでドライブをして、時おり訪れる撮影スポットで、そんな時間をしばらくの間、音楽を聴きながら待っていました。
雲一つない秋晴れの黄昏時の空間の南西150km先に、美しい日本を象徴するシルエットが浮かび上がりました。呆気にとられるほどの美しさに、痛く感動しました。重いのがネックなので、一眼や高価なコンデジも使わず、いつも愛用してるFUJIのごく普通のコンデジで、露出とホワイトバランスを調整しただけの一枚です。

 

 

さて今回の「AC Tunes」では、これまでもずっと取り上げてみたかった、日本を代表する鍵盤奏者であり、また同時にアレンジャーでありプロデューサーでもある、「安部潤」さんをご紹介させてください。とはいっても、あまりにマルチなご活躍ゆえに、活動のほんの一部しか紹介できませんが、ここ数年は多くの著名な国内アーティストのプロデュースやアレンジャーとしての活動に軸足を置いていらっしゃるようです。ご自身のバンドを率いたソロ活動のアルバムのリリースも待たれるところではありますが、僕個人としては、同郷福岡の同級生でもある「松尾潔」さんのプロデュースされるアーティストの作品におけるアレンジ、例えば「鈴木雅之」氏の Super Mellow な傑作バラッド『53F』などに見られるその「メロウネス」に、ひたすら酔いしれてしまうリスナーの一人だということを告白いたします。

ファーストクラスのキーボード奏者であると同時にメロウな楽曲のプロデュースに長じた「安部潤」さんに絶大な信頼を寄せて制作された、僕が若い頃より敬愛するサックス奏者で、「T-SQUARE」「伊東たけし」氏のソロ・アルバム『Mellow Madness』の完成度は、世界的にもとても高い評価を得ていることで知られています。2000年にリリースされた『Mellow Madness』には、Soul/R&B ミュージックをこよなく愛する伊東氏の選りすぐりの、Stevie Wonder / Marvin Gaye / Quincy Jones といった大物アーティストのスタンダード・ナンバーの多くが収録され、なかでもアルバムのラストを飾る「Bill Withers」のバラッドの名曲『Hello Like Before』における、安部さんの編曲の凄さには、もう最上級の賛辞しかありません。この楽曲は世界中でこれまで多くのアーティストがカヴァーしていますが、ヴォーカルがないのにも関わらず、世界一のカヴァーだと、僕自身は感じています。この作品をずっとずっとWeb上で探し続けてましたが、ようやく数日前に英国・ロンドンに拠点を置く『Mixcloud』で一曲通しで聴けるストリーミング音源を見つけましたので、まだ聴かれたことのない方にやっとお届けできることを、嬉しく思います。

 
(MCの後に続くプレイリストの一曲目に『Hello Like Before』が収録されています)

 

そして、僕個人としても国内サックス・プレイヤーとして一番期待を寄せる『中園亜美』さんのアルバムのプロデュースにおいては、安部さんはまるで「ジェフ・ローバー」(Jeff Lorber)と、姿が重なり合います。

 


Track 1: Give Me A Sign / Jun Abe & J – Jazz Super Band
Track 2: World Connection / Ami Nakazono

 


(作詞: 葛谷葉子・松尾潔 / 作曲: 葛谷葉子 / 編曲: 安部潤)


(album: Walk Around – 2012)

 

これは安部さんの作品に限ったことではなくて、できればもっと多くの楽曲を紹介したいと思っても、音楽を取り巻く総合的な環境だとかレーヴェルの統廃合や再編等もあり、また最も守られねばならないアーティストの方々の著作権の保護という観点からも、とりわけ身近な「YouTube」からは、国内はもちろん国際的にも大手の「Sony」系列所属のアーティストの作品群は、どんどん削除されているようです。「Amazon」「Apple」「Spotify」等、「配信」または「サブスクリプション」で、真っ先に購入するのを厭わない熱心な音楽ファンばかりならば、アーティストはじめ制作側にとって一番有難いのは間違いありません。もちろんそれがいちばん理想的なんですが、このサイトを訪問してくださる方々は、年齢・性別・国籍・言語に至るまで多種多様であり、まずは作品に触れてみてもらうのが「第一義」として捉えております。少し高価な美味しい食べ物だって「試食」して初めて、納得した上で財布の紐が緩むもの。このサイトを通じて知り得たアーティストの「一曲」が、やがて「アルバム」購入となり、そして「公演」参加に繋がってくれたら、僕としては本望です。その辺りをご理解いただけると幸いです。

 

 

 

AC Tunes ~ Vol.73【Michael Lington】

いつもご訪問ありがとうございます。そして更新がスロウでゴメンナサイ。
11月もすでに半ば。自然が豊かな公園を訪れる度、季節がいよいよ「冬」に向かって舵を切った様子が、そこかしこに見受けられる頃になってきました。銀杏のキイロも今が見頃でしょうか。

 

 

 

今年で50歳になった、北欧デンマークコペンハーゲン出身の 「Michael Lington」(マイケル・リントン)は、米国のいわゆるスムーズ・ジャズ界では、今もっとも人気のあるサックス・プレイヤーの一人です。4年以上前になりますが、過去にも一度「AC Tunes ~ Vol.32」で、このカテゴリー(Smooth Jazz)のアーティストからオファーが絶えることのない人気 Vocalist「Kenny Lattimore」(ケニー・ラティモア)をゲスト・ヴォーカリストに迎えたナンバー『Gonna Love You Tonite』を取り上げています。

今回は、それより少し遡って、2008年にリリースされた彼のリーダー・アルバム『Stay With Me』から、人気ギタリストの「Paul Jackson, Jr.」をフィーチャしたオリジナル作品の『Hey You (feat. Paul Jackson, Jr.)』と、あの「ポール・マッカートニー」「Paul McCartney and Wings」時代の1973年に放った、20世紀を代表するバラッドの名曲『My Love』の素晴らしいカヴァーをご紹介。
(参考までに、ポールのオリジナルは Mellows 営業当時のこちら記事へ)

 

Michael Lington
Track 1: Hey You (feat. Paul Jackson, Jr.)
Track 2: My Love (cover)
(album: Stay With Me – 2008)
 

以前も書きましたが、この人のアルトの音色は「スムーズでメロウで、本当によく泣くなぁ」というのを、聴く度に感じます。1960年代の JAZZ が全盛期の頃より、JAZZ に対する理解と許容力が尋常でない「北欧諸国」からは、カタチは聴きやすく耳触りのいい「Smooth Jazz」がメイン・ストリームとなった現代であっても、素晴らしいアーティストがどんどん出てくる印象が強くあります。「Jazzy, But Not Jazz」などとこの分野の音楽やアーティストを揶揄する向きもあるようですが、聴いた人が感動するのであれば、それは「Good Music」にほかならないのですから、なんら気にする必要はないと思いますね。かつて「FUSION」サウンドが世界中を席巻してた時代から比べると、「Smooth Jazz」というカテゴリーが確立されて以降、もともと「黒人音楽」に源流を持つ「JAZZ」と「SOUL」がより深く融合するようになって、僕のようなどちらも愛する愛好家にすれば、むしろ好都合ですし、ありがたいくらいなもんです。

また余談ですが、以前からずっと申し上げていますが、このカテゴリーは日本人のアーティストが世界と真っ向勝負できるフィールドなので、とにかく「中園さん」を筆頭に国内のアーティストにもぜひ頑張って欲しいところです。

秋から冬にかけて、サックスの音色がことのほか恋しくなるから、不思議なものです。

 

 

 

AC Tunes ~ Vol.72【Leon Ayers Jr.】

いつもご訪問ありがとうございます。
10日振りくらいに訪れたいつもの公園の樹々の変化を見てみると、なんだかあっという間に「晩秋」が迫ってきているような印象があります。冬の足音が聞こえてきそうなほど、めっきり朝夕は冷え込んでまいりましたので、皆様風邪など召されぬよう、くれぐれもご自愛ください。

 

 

さて、iPod/iPhone あるいは DAP(デジタル・オーディオ・プレイヤー) などをシャッフル・モードで聴いていると、自分の記憶からほとんど消えかけていたような「アーティスト」や「楽曲」に、数年ぶりに再会することが多々あり、そんな瞬間が自分自身にとって、音楽を鑑賞する時の小さな楽しみになっています。管理しきれないほどの沢山の音源をお持ちの方であれば、「そうそう」と同意してくださる方も多いのでは。

仕事がお休みの今日、残り少ない「秋の風景」を切り取ろうと、イヤフォンで音楽を聴きながら写真を撮っていると、秋の風景に馴染む、ちょっと軽快でメロウな音が聴こえてきました。
久しぶりの更新となる『AC Tunes』シリーズの「Vol.72」は、米国の「Smooth Jazz」界では実力派で知られる『Leon Ayers Jr.』(レオン[リオン]エアーズ・ジュニア)という名前の、プロデューサーやコンポーザーとしても活躍している、キーボード・プレイヤーのご紹介です。
George Duke / Stevie Wonder / Oscar Peterson らに影響を受けたという彼の創り出す音楽を聴くと、「なるほど」と思わずうなずいてしまいます。名前の「Ayers」姓から、あの「Roy Ayers」との関連性が気になった方は、さすがの音楽通の方とお見受けしますが、彼の Official Bio によれば、特に身内ということはないようです。

 


Leon Ayers Jr. 
Track 1: “Blew Your Mind”
Track 2: “Get Into It”

(album: Here We Go – 2016)

 

※前回「AC Tunes ~ Vol.71」で取り上げた「ジェフ・ローバー」の特集の際に、次回は「日本のジェフ・ローバー」をご紹介予定としておりましたが、僕がそう思い込んでいる国内屈指の鍵盤奏者でありまた同時にアレンジャーでありプロデューサーでもある「安部潤」さんの、紹介したい楽曲の音源の数々が、YouTube からどんどん削除されてしまっており、どうご紹介したらいいかと悩んでいるところです。楽しみにしていらした方々には、本当に申し訳ありませんでした。音源の権利・管理や複雑な日本国内の規制により、一般視聴者からもっとも身近な動画サイトを通じて紹介できないのは、少々残念です。誰にとっても、有料の「Spotify」等のサブスクリプション (会員制の定額サービス) が身近にあるというわけではないので、国内のレコード会社ももう少し柔軟な発想でプロモーションや運営をできやしないかと、そんなことを思う今日この頃です。なんだか、音楽がかつてより身近でないところに離れて行ってしまうような感覚を持つことが、この頃よくあります。