3連休も終わり、ようやく明日・明後日とすこしゆっくりと休めそうなので、ここのところかなり症状が悪化しつつある、この一年半休みなしで続くスウィーツ作りによる両手指の関節の炎症も、ちょっとは緩和されるといいのですが。(泣)
そんなわけで、今夜はずいぶんとリラックスして、秋の肌寒い夜風を窓越しに受けながら、ちょっとだけ遠回りをして車で帰宅しました。
そこで選曲したのはこれ。Daryl Hall(ダリル・ホール)のソロ作品としては第2弾にあたるアルバム「Cant’ Stop Dreaming」からの、『What’s In Your World』。このアルバムは、以前に過去記事で紹介したこともあるダリルのソロ作品第1弾の「Soul Alone (1993)」から3年後の1996年になぜか日本国内のみでリリースされたものの、アメリカ本国ではなんだかいまひとつはっきりしない理由で、リリースが「7年後」の2003年になってしまったといういわくつきのソロ作品となっています。
思うに、ダリルが自身の原点となる黒人音楽への傾倒が前作同様に強く打ち出されていたので、米国の白人層のリスナーには、 HALL & OATES の作品と違って、すんなりと受け入れられる内容とレコード会社が受け取れなかったのかもしれません。発売後の日本での評価を見て、米国で遅れてリリースされたというちょっと珍しい作品なんですね。
それはそうと、ほんとに秋の夜長に染み入るような、ダリルの黒人アーティストとなんら変わらないほどのソウルフルな vocal に、涙を誘われそうなくらいです。曲だけでなくLyric も泣けてくる、素晴らしく Mellow なバラッドです。Dann Huff による、むせび泣くよなギター・ソロも聴きどころです。興味のある方はアルバムをぜひ聴いてみて下さい。
Daryl Hall / What’s In Your World (album: Cant’ Stop Dreaming – 1996)
【2003年リリースの米国版ジャケット】
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Daryl Hall
“Cant’ Stop Dreaming” (1996)