今朝通勤中の車内でJ-Waveを聴いていたら、伊豆の「河津」では早春の代名詞とも言える早咲きで有名な『河津桜』が満開だと、パーソナリティが伝えていました。僕もかつて学生の頃に、高校時代の仲のよい友人とあの「桃」の花に見間違うほどにピンクが鮮やかで印象的な、「河津川」沿いの「河津桜祭り」をずっと昔に訪れたことを懐かしく思い出しました。
あっという間に3月になってしまい、すこしずつ春に移ろってゆく季節となりました。
春めいてきたので、少し大人っぽくて軽快な作品をご紹介しましょうか。
『Kevin Whalum』は米国ではいわゆる Smooth Jazz 系のSax奏者でグラミーにも何度もノミネートされたりしている、人気も実力もある「Kirk Whalum」の弟です。父親が牧師の家庭に育ったウェイラム兄弟はゴスペルとは縁が深いようで、ケヴィンはその影響を強く受けたシンガーでありヴォーカリストのようです。
今回取り上げる “Wondermaze” というタイトルの作品は、一度過去記事の “Mellow Tunes ~ Vol.58” で取り上げたあの Soul Legend なバンド、“Maze featuring Frankie Beverly” へのオマージュと言える作品となっています。記事中でご紹介済みの “Can’t get over You” が曲中でサンプリングされていることからも、伝説のバンド “MAZE” へのリスペクトを強く感じ取ることができます。
Kevin Whalum / “Wondermaze” (album: One Life To Love – 2008)
「Coolなようでいて、ちょっとあったかい」、なんだかこの季節にシンクロするようなそんな印象のナンバーです。