11月になって初めての更新です。
なかなかご紹介したい音楽作品が思い浮かばず、昨年の同時期の記事を振り返ってみたところ、『Mellow Tunes ~ Vol.64 【chic & mellow 編 ⑧】』で一度取り上げたこともある、今は亡きあのマイケル・ジャクソンが自ら設立したレーベルの「MJJ Music」から彗星のごとくデビューした、「超」が付くほどの実力派の女性三人組のVocal Unit の『Brownstone(ブラウン・ストーン)』ですが、残念ながらいまだ再結成やニューアルバムの製作の情報はありません。
また再び彼女たちの圧倒的なコーラス・ワークを聴きたいと思っているのは自分だけではないと思うので、いつかきっと「RE-UNION」して欲しいユニットのひとつです。
Nicci Gilbert / “Can’t Forget” (album: Grown Folks Music – 2005)
グループのリーダーであったニッキー・ギルバート(Nicci Gilbert)が、2005年にリリースしたソロ・アルバムの『Grown Folks Music』は、そんな待ちきれないリスナーにとっては聴き応えのあるアルバムです。中でも、5曲目に収録された『Can’t Forget』なる楽曲は秀悦な出来で、ぜひ一聴していただきたい作品です。
かつて『New Soul』というカテゴリーにおいて活躍した伝説的なアーティスト(故人)の『Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)』が、1980年にリリースした傑作アルバム『Something To Believe In』に収められた『Tripping Out』への明らかなオマージュが嬉しい、リズムとベース・ラインに特徴のあるメロウ・ファンクな音作りとなっています。