Category Archives: Mellow なクリスマス・ソング

Mellow なクリスマス・ソング ~ Tribute【George Michael】

いつもご訪問ありがとうございます。
クリスマスから年末にかけての、「クリスマス寒波」らしきものがやって来たようです。
さて、仕事が狂ったように忙しい最中にも関わらず、なんとか今年の「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」の記事を滞ることなくUPできて、ひとますホッとしているところです。

 

 

皆さんご存知ですか?今日クリスマスの12月25日は、『George Michael』(ジョージ・マイケル)の命日です。三年前の2016年に他界していなければ、恥かしながら明後日に誕生日を迎える僕と同じ1963年生まれの56歳になっていました。

この年の『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2016』は、あまりに多くの敬愛するミュージシャンやアーティストがあちらへ旅立った忌まわしき年だったので、少しでも明るいイメージのクリスマス・ソングでの特集をと思い立ち、あらゆる世代にとって身近なクリスマス・ソングの比較的新しいスタンダード作品とも言える、Wham!(ワム!)時代の『George Michael』(ジョージ・マイケル)の作品『Last Christmas 』を特集することにいたしました。
全ての記事をUPし終えた直後に、突然飛び込んできたジョージの「訃報」に、大変なショックを受けたのを、3年が経過した今でも、まるで昨日の出来事のように思い出すことができます。

プロ、アマを問わず、世界中の人たちが歌いたくなるような『Last Christmas 』のカヴァーの数々を「プレイ・リスト」にしていますので、よろしければご覧になってください。

 

『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2016【Last Christmas】』

 
この日にあちらに旅立ったということで、 クリスマスの季節がやってくるたびに、世界中の人々が「ジョージ」のことを懐かしく思い出す機会を持てるということが、多くのファンにとって唯一の慰めであり、また同時に彼へのリスペクトの想いがより一層強くなる気がしています。

また、そんなジョージが、2008年のクリスマスの日にオフィシャルサイトをはじめ、他の幾つかの音楽配信サイトから「無料配信」を行ったことで知られる『December Song (I Dreamed of Christmas)』については、自身の持つもはやスタンダードになってしまったモンスター級のクリスマス・ソング『Last Christmas』の陰にひっそりと隠れてしまっていて、多くの人々が知らないままなのではないでしょうか。
シャイな慈善活動家でもあり、同性愛者でもあり、おそらく多くの人々が想像する以上にガラス細工のように繊細で優しかったであろうジョージが、現世に生きる我々に遺してくれた大切な遺作の一部でもある、「ジョージ・マイケルのもうひとつのクリスマス・ソング」『December Song (I Dreamed of Christmas)』も、ぜひお見知りおきを。

 

George Michael – “December Song (I Dreamed Of Christmas)” 2010
(Music Released in 2008)

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 【番外編 / JACOB KOLLER】

いつもご訪問ありがとうございます。
なんだか午後から雨の日曜日になってしまった関東地方です。
冬はおひさまが顔を出さないと、寒さに拍車がかかるようですね。

12月に入ってからお届けしてまいりました、今年で「Season 9」を迎えた冬の恒例企画の「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」でしたが、たいへん有難いことに、連日たくさんの方々にサイトへご訪問いただいております。
今シーズンはなんだか例年以上にプロの「音楽家」の方の訪問が多いようで、すこしばかり気遅れ気味です。(汗

そんな中でも、頻繁なご訪問と何度も「いいね」をくださった、著名なピアニストの方の動画作品を【番外編】としてお届けしたいと思います。

 

“Merry Christmas Mr. Lawrence” – by JACOB KOLLER (2019)
 

「時間の使い方」に自分なりの考えがあって、ニュース以外はほとんどTVを視聴することがもうここ十数年ないので、「JACOB KOLLER / ジェイコブ・コーラー」さんの存在も存じ上げませんでした。ゴメンナサイ。
それはそうと、本当に素晴らしい「戦場のメリークリスマス」のカヴァーと、美しさの極まった「裏磐梯」エリアの晩秋の映像には、涙腺が崩壊しそうでした。雨降る中で撮影された Music Video の「モミジ」といい「ロケーション」といい、僕にとっては完璧なツボでした。
このエリアには、ずいぶん昔ですがまだ子供たちが小さかった頃、家族でスキーやキャンプに毎年のように訪れていた、思い出の場所です。なんだかまたいつか訪れてみたくなりました。
素晴らしい動画をありがとうございました。
 

*「JACOB KOLLER / ジェイコブ・コーラー」さんの Official Site はこちらへ ↓
 https://www.jacobkoller.com/profile.html

  YouTubeにも沢山の動画がUPされていました。↓
https://www.youtube.com/channel/UCSmwOCqzjnQksFn0t7ARkkw

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 【総集編】

いつもご訪問ありがとうございます。
師走に入ると、いつもの「時間」が、なんだか数倍ものスピードで過ぎ去ってゆくような気分になりますね。本当に慌ただしい年の瀬です。こんな時にこそ、ちょっと外に出て冷たい空気に当たりながら、空を眺めてみるのは、いかがでしょうか。忙しさでささくれ立った気持ちが、すこしばかり浄化されていくような感覚を覚えるものです。

 

 

さて、今年で「Season 9」を迎えた、冬の恒例企画の「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」では、主に「R&B/Soul」「Smooth Jazz」系のアーティストたちによる、「古典」ではない「オリジナル作品」を中心に選曲し、12月に入ってからは、ほぼ連夜に渡って連続投稿してまいりました。
過去に紹介した作品となるべく被らないよう、ああでもないこうでもないと、悩みに悩みながら選曲させていただいた計15作品でしたが、皆様お楽しみいただけたでしょうか?
今夜あたりから週末にかけて、親しい仲間たちとの集いが予定されているという方も多いんでしょうね。
さっそくですが、「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」【総集編】として、全15作品通しで「プレイ・リスト」を用意いたしました。よろしければ、「BGM」代わりにでも流して楽しんでいただけると幸いです。
[スマートフォンでご覧の場合はページ下部に、PCの場合は右側のウィジェットにも、プレイ・リストを張り付けてあります]

 


Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019【総集編】

 

今年も、「Mellow なクリスマス・ソング」特集記事へ、国内のみならず欧米を中心に、沢山の方々に連日連夜当サイトへご訪問いただいております。
僕は「SNS」が苦手なのでやりませんが、実店舗『Mellows』営業当時の「facebook」の休眠アカウントがあるので、誰かが「いいね」してくださると、メールで通知があるのですが、時おりチェックしますと、JAZZ畑を筆頭にもの凄い数のミュージシャンやアーティストの方々からのアクセスがあるようで、中には世界を舞台に活躍されているような著名な方も頻繁に見受けられ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りてお礼を申し上げます。

それではみなさん、Merry Christmas and Happy Holidays !

 

*よろしければ、ご意見・ご感想などもお待ちしております。

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.15【Brian Culbertson】

いつもご訪問ありがとうございます。
クリスマスや年末に向けて、外気温も徐々に下がってきました。
消費電力を極端に抑制できる「LED」という発明品のおかげで、世界中の街角で展開されている「イルミネーション」や「ライト・アップ」も、ひと昔前と比較すると、ずいぶんと様変わりしたような印象が強い最近のクリスマスの風景です。

 

 

今年で「Season 9」を迎えた、冬の恒例企画の「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」では、主に「R&B/Soul」「Smooth Jazz」系のアーティストたちによる、「古典」ではない「オリジナル作品」を中心に選曲してきました。シリーズ最終夜「第十五夜」となる今回は、美しいインストゥルメンタル・ナンバーでのお別れとなります。

今夜ご紹介する『Brian Culbertson』 (ブライアン・カルバートソン) は米国はイリノイ州出身の現在46歳になる、いわゆる「Smooth Jazz」と呼ばれるカテゴリーにおいて大変人気のあるピアニスト/コンポーザー/アレンジャー/プロデューサーであり、マルチな才能を持ちあわせた音楽家として広く認知されています。
当サイトの「ウィジェット」部にも張り付けてありますが、Will Downing (ウィル・ダウニング) をゲスト・ヴォーカリストとしてフィーチャした『It’s On Tonight』は、数ある作品の中でもブライアンの持ちあわせている「メロウネス」が最も際立った感のある、Super Mellow な楽曲のひとつです。

ご紹介する『Sitting By The Fire』という作品は、今年2019年10月にリリースされたばかりの「ホリデイ・アルバム」というよりは「ウインター・アルバム」と呼ぶのが適切かもしれない『Winter Stories』に収録された、それはとても美しい楽曲です。山間部のウィンター・リゾートの暖炉のあるスペースで、あるいは冬のキャンプ場で焚火をしながらというのも、この作品を聴くのにお似合いのシチュエーションかもしれません。

 


Brian Culbertson “Sitting By The Fire”
(album: Winter Stories – 2019)

 

照明だけでなく世の中のありとあらゆるものの仕組みを変えてしまったほどの発明の「LED」同様に、「デジタル」なものが嫌いなわけでも不得意なわけでもないのですが、すでに50代半ばを折返している自分などは、「アナログ」の魅力も捨てがたいと感じる中途半端な世代といえます。「暖房」ひとつを例にとっても、「AI」まで搭載され「wi-fi」経由ですべてをコントロールできるまでに進化したエアコンなどは便利で快適だけど、「薪」を用意し火付けをして暖を取る「薪ストーブ」や「暖炉」などというのは、途轍もない手間がかかるだけに、逆に高価な「アナログ」なアイテムの最たるものなのかもしれません。なかなか我が国の住宅事情では設置が難しいかもしれませんが、20代の若い頃、憑りつかれたみたいにあちこちのスキー場へ通ったものですが、周辺の宿泊施設の「ロビー」には必ず「暖炉」があって、窓の外をぼんやりと眺めつつ暖を取りながら、非日常の空間を味わうのが贅沢な楽しみだったことを、この Music Video を視聴しながら懐かしく思い出しました。

天からマルチな才能を与えられた、「ブライアン・カルバートソン」の詳しいプロフィールや、いくつかの作品を紹介している過去記事なども、どうぞご覧ください。

新作『Winter Stories』の Trailer の視聴等は、彼の Official HP へどうぞ。

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.14【Ami Nakazono】

いつもご訪問ありがとうございます。
世界中のいたる所で、クリスマス・ムードがピークを迎えつつあります。

 

 

今年で「Season 9」を迎えた、冬の恒例企画の「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」では、主に「R&B/Soul」系のアーティストたちの「古典」ではない「オリジナル作品」を中心に選曲してきましたが、出自が同じ「BLACK MUSIC(黒人音楽)」である「Jazz」にしても「Smooth Jazz」にしても、お互い親和性が高いカテゴリーの音楽であることについては、誰も否定することはないでしょう。

「第十四夜」となる今回は、女性アーティストの「トリ」となるサキソフォン・プレイヤーの「中園亜美」さんの作品をご紹介します。「中園亜美」さんについては以前の記事で詳しくプロフィールなどを紹介させていただいてますので、「こちら」をご参照ください。一言だけ簡潔に申し上げると、現在の国内女性サックス奏者の中では、最も今後を期待できる実力派のプレイヤーだということです。

ご紹介する曲のタイトルは『December』。クリスマス・ソングというよりは、「Winter Song」と表現した方が適切でしょうか。
実は今年の真夏の8月に、一度取り上げているのですが、ようやく楽曲と季節がマッチングするタイミングがやってきました。
ちょうど彼女の Twitter の TOP に、本作品が出来上がった「STORY」が披露されていました。

との説明にもあるように、かつて彼女が米国・ボストンの「Berklee音楽大学」留学中に、作曲を始めて間もない頃に書き上げた楽曲とのこと。感情を自ら押さえつけるように始まる悲しげな旋律は、雪が降り続けるような静寂さの中で曲が進むに連れ、サックスの音色は徐々にエモーショナルな熱を帯びていく。何も事前に知らされていなければ、レコーディング当時20代前半の女性が自ら作曲をし演奏をしているとは、誰もが気付かないであろう。


Ami Nakazono – “December” (2010)

彼女が主として扱う「ソプラノ・サックス」の音色は、実に「Silky」であると同時に「Sensual」で美しい響きを感じさせます。そしてスピード感のある楽曲の演奏時に「アルト」で聴かせる「Funky」な音色には、実に「男前」なカッコよさが全面に出てきます。最近では、コルトレーンを意識して「テナー」も吹いているとのことなので、ファンとしては興味深々です。できるだけ近いうちに、ライブでの演奏を体感したいと願っています。

できることならば、中園さんにとっての「ベスト・パートナー」であり「ベスト・プロデューサー」だと思える、「安部潤」さんとの共作・共同プロデュースによる新作を、一日でも早く聴いてみたいものです。

 

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.13【JOE】

いつもご訪問ありがとうございます。
今年で「Season 9」を迎えた、冬の恒例企画「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」ですが、そろそろ終わりが近い「第十三夜」となる今回は、五年ほど前にも一度取り上げたこともある、クリスマス・ソングの古典とも言える「スタンダード」をご紹介いたします。R&B/Soul 系のアーティストたちの「古典」ではない「オリジナル作品」を中心に選曲してきた「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」でご紹介する「ヴォーカル」作品としては、これが最後の作品となります。ラストの歌もの作品くらいは、愛してやまない楽曲を取り上げようかと思います。その楽曲に特化した世界中のカヴァー作品だけで「2013~2015」と3年間もシリーズを続けたくらいなので、僕の偏愛ぶりも尋常ではないのかもしれません。

 

 

みなさんご存知のように、スタンダードなクリスマス・ソングはいくつかありますが、過去にこの特別なシーズンに世界中でリリースされた、それはあまたあるアーティストの『CHRISTMAS ALBUM』あるいは『HOLIDAY ALBUM』の中に、必ずといってよいほど収録される楽曲の一つが、『Have Yourself A Merry Little Christmas』です。
『Have Yourself A Merry Little Christmas』は、まさに第二次世界大戦中の1944年に米国で製作されたミュージカル映画『MEET ME IN ST.LOUIS (邦題:若草の頃)』の挿入歌として Judy Garland(ジュディ・ガーランド)が歌い、その後クリスマス・ソングのスタンダードとなりました。実は本作品はすこしばかり悲しい内容の歌詞であふれ、「辛いこと、悲しいことを今だけはしばし忘れて、ささやかにクリスマスを祝いましょう..」と子役に歌い聞かせるその映画のワン・シーンには、当時の時代背景や歴史といったものが透けて見えてくるようです。
とはいえ、美しく儚く人々の心に響くその歌詞とメロディは、21世紀となった現代でも変わることなく、聴く者の感動を呼び起こすだけの「パワー」と「慈愛」に溢れています。(オリジナルの Judy Garland(ジュディ・ガーランド)の Video はこちら

今回選んだクリスマス・ソングの古典であり名作として誉れ高い『Have Yourself A Merry Little Christmas』のカヴァーは、R&B/Soul 好きな方々にとっては忘れてはならないこの人、「Joe」(ジョー)こと 「Joe Thomas」が歌い上げる珠玉のスタンダードです。

 

JOE – “Have Yourself a Merry Little Christmas”
(album: Home is the Essence of Christmas -2012)

 
『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2014』の中でも「Joe」が歌う「LIVE Ver.」の同曲を取り上げていますが、今回はスタジオ録音Ver.をお届けしました。
(元々は『Make Sure You’re Home for Christmas』というタイトルで6曲入り(内2曲は Joe のオリジナル)の Holiday Album を2009年10月に限定リリースしていたものを、『Home Is the Essence of Christmas』というタイトルで更に4曲を追加収録して翌月の11月にメジャー・リリースされております。また後の2012年には、ジャケット・デザインが二度ほど変更されて再発されています。)

アルバムの最後にこの曲を据えたことで、「Joe」の並々ならぬ意欲を伺い知ることができます。歌う立場であれ、聴く立場であれ、本当に愛すべきクリスマス・ソングの『Have Yourself A Merry Little Christmas』です。

『Have Yourself A Merry Little Christmas』に痛く感動したとか、興味を持たれた方は、過去の特集記事から選曲してこの楽曲のカヴァーだけの「プレイ・リスト」を、昨年編集・公開してますので、よろしければ併せてお楽しみください。

 


『Have Yourself A Merry Little Christmas』by Various Artists
 

 

また、アーティスト『Joe』にご興味を持たれた方は、よろしければ「過去記事」などもご覧ください。

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.12【James Ingram】

いつもご訪問ありがとうございます。
なんだかんだで「Season 9」を迎えた、冬の恒例企画「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」ですが、「第十二夜」となる今回は、今年の一月に闘病の末に他界してしまった、僕が若い頃から大好きだったアーティスト、『James Ingram』(ジェイムズ・イングラム) の作品を取り上げます。

 

 

広い意味での「現代ポピュラー・ミュージック界」に君臨する超大御所のプロデュサー「Quincy Jones」(クインシー・ジョーンズ)に見初められ、その後はお抱えシンガーと言われるほどの寵愛を受けた「ジェイムズ」が逝ってから、年が明ければ早いものでもう一年が経とうとしています。
そんな彼が遺した、あまり一般的には知られていないクリスマス・ソングをご紹介いたします。

米国では1950年代後半から現代までも続く、シマリス3人組のキャラクターが大暴れする米国のアニメーション「アルビンとチップマンクス」(Alvin & the Chipmunks)の番組とタイ・アップした、クリスマス・アルバム『A Very Merry Chipmunk』(1994発売)には、人気番組らしく国民的な人気アーティストである「Kenny G」「セリーヌ・ディオン」をはじめ、複数のアーティストによるクリスマス・スタンダード作品が収録されています。
そのアニメ用のクリスマス・アルバムの中に収録された、「ジェイムズ・イングラム」が参加した唯一の楽曲『 I Don’t Want To Be Alone For Christmas (Unless I’m Alone With You) 』は、スケールの大きなバラッドを書かせたら、当時右に出るものはいないといわれたあの大物女性ソングライター『Diane Warren』(ダイアン・ウォーレン)のペンによる作品です。
タイトルからも感じ取れるように、切なく儚なげなオリジナルのクリスマス・ソングですが、すでに旅立ってしまった「ジェイムズ」のことを思い浮かべながら目を閉じて聴き入っていると、心の奥深いところだとか目蓋が、ジーンと熱くなってくるのを感じてしまいます。

 


James Ingram – I Dont Wanna Be Alone For Christmas (Unless I’m Alone With You)
(album: A Very Merry Chipmunk – 1994)

 

「ジェイムズ・イングラム」。ほんとに大好きな「シンガー」でした。新しい作品はもう聴くことはできないけれど、遺してくれた偉大な作品の数々を、これからもずっとずっと聴き続けていこうと思うのです。

「ジェイムズ・イングラム」の音楽に初めて出逢った方や、本作品のソングライターである「ダイアン・ウォーレン」に興味を持たれた方もいらっしゃることでしょう。よろしければ、幾つかの過去記事なども併せてご覧ください。

 

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.11【Boyz II Men】

いつもご訪問ありがとうございます。
かつての実店舗『Mellows』の立ち上げや営業期間の数年を除き、社会人になって自分の人生の大半を、欧米の外資系企業で過ごしていると、本国から駐在で日本に赴任してきている「クリスチャン」である彼らを見るにつけ、この時期特有の「心此処に在らず」的なソワソワ感が、いやでも増幅してくる頃ですね。もう「仕事が手につかない」感じ、といえばお分かりでしょうか。日本でいえば「お正月」と同じですから、無理もないことでしょう。なにせクリスチャンの彼らにとっては、「Holiday Season」なんですから。

 

 

さて、「Season 9」を迎えた「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」「第十一夜」となる今回は、1993年にリリースされた『Boyz II Men』のホリデイ・アルバム『Christmas Interpretations』から、もはやスタンダードなクリスマス・ソングになりつつある、彼らの代表作『Let It Snow』 (featuring Brian McKnight) をご紹介します。

このサイトでも過去に何度も触れている美しい「フィリー・ソウル」の発信地「フィラデルフィア」出身の、地元ハイ・スクールに通っていた先輩・後輩の4人で結成された『Boyz II Men』ですが、彼らのグループ名は『New Edition』の楽曲「Boys To Men」から採ったものだということは、R&B好きの方々にとっては周知の事実ですね。現在は、Nathan Morris(ネイサン・モリス)、Wanya Morris(ウォンヤ・モリス)、Shawn Stockman(ショーン・ストックマン)の三人のトリオで、活動を続けているようです。
洋楽に興味を持たない人々でもおそらく何度か耳にしているであろうと思われるほど、「エディー・マーフィ」主演映画『Boomerang』のサントラに収録された『End of The Road』は、後にシングル・カットされ、世界中のヒット・チャートを一気に駆け上がりました。
1990年代のコーラス・グループ・ブームの火付け役となった、『Boyz II Men』の最大のセールス・ポイントは、オーセンティックでトラディショナルで美しく流麗なヴォーカルとコーラス・ワークにあると言い切れます。このアドヴァンテージとなる突出した特徴は、やはり出身地である「フィラデルフィア」というのが、大きく影響していることは誰もが否定できない事実でしょう。

 


Boyz II Men – Let It Snow (Official Music Video) ft. Brian McKnight
(album: Christmas Interpretations – 1993)

 

彼らと同世代でデビューが少しだけ早かった、『Brian McKnight』(ブライアン・マックナイト)の作曲・プロデュース面で多大なサポートを得た『Let It Snow』(ft. Brian McKnight) は、ホリデイ・アルバム『Christmas Interpretations』から唯一シングル・カットされた作品となりました。

時は流れてもうすぐ2020年、みんな『R50』世代となりました。この Music Video でも中盤に登場して短めのソロを披露している『Brian McKnight』(ブライアン・マックナイト)は、先日「Mellow Tunes ~ Vol.241【Brian McKnight】」で最新作を 取り上げていますが、いい歳の取り方をしているのが表情によく出ていますね。生えてくる髭がほとんど白くなってきたのだけは、僕もおんなじです。

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.10【Brandy】

いつもご訪問ありがとうございます。
徐々に冬らしい季節になってきました。なにより、空気がピリッとしているように感じます。

 

 

「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」「第十夜」となる今回は、比較的最近ですね、2015年にリリースされた『A Classic Holiday』からのご紹介。この Holiday Album は、「Alicia Keys」 (アリシア・キーズ) のマネージャーとして知られる「ジェフ・ロビンソン」のプロダクション「MBK Entertainment」による企画の、アリシアをはじめ所属する多くの人気「R&B/Soul」アーティストによるクリスマス・ソングやゴスペル・ソングの定番の数々が収録されたコンピレーション・アルバム。「R&B」界のニュー・スターであり、今ではグラミー受賞アーティストとしても広く知られる『H.E.R.』が、まだ「Gabi Wilson」(ギャビー・ウィルソン) 名義で活動していた時期に収録された、「Have Yourself A Merry Little Christmas」なども聴きどころとなっています。

そんな粒ぞろいの作品群の中から、『Brandy』(ブランディ)がクワイアを従え、圧巻のヴォーカル・パフォーマンスを披露する作品『One Voice』を取り上げます。1994年に15歳で彗星の如くデビューした「ブランディ」も今年で40歳と、まさにアーティストとしての円熟期を迎えているようです。

 


Brandy – “One Voice”
(album: A Classic Holiday…Presented by MBK Entertainment – 2015)

 
このホリデイ・アルバム『A Classic Holiday』の収録作品については、「こちら」で全曲視聴可能です。お時間のある方は、ごゆっくりと聴かれてみてはいかがでしょうか。

 

『Brandy』(ブランディ)に興味を持たれた方は、過去記事の「Mellow Classics ~ Vol.11【Brandy】」なども、ぜひご覧ください。早熟な才能がほとばしっているのがよく分かります。

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.9【A Few Good Men】

いつもご訪問ありがとうございます。
いつも通りの慌ただしい年の瀬ではありますが、忙しい時にこそ「音楽」に耳を傾けたり、令和元年最後の満月「コールド・ムーン」が照らす夜空を眺めてみるとか、ちょっとした余裕を持ちたいもの。

 

 

毎年冬の恒例企画となりました、「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」「第九夜」の今回は、90年代に時代を席巻した「Babyface」と相方の「Antonio “L.A.” Reid」によるプロデュース・チームが主催する『La Face』レーベルからデビューした4人組の男性ヴォーカル・グループ『A Few Good Men』の作品をご紹介。

『La Face』レーベルとしては実力派の若手コーラス・グループのデビューだったにも関わらず、1994年発売のデビュー・アルバム「A Thang For You」のリリース直後に権利関係で揉めた末に、アルバムは回収の憂き目に会ってしまうことに。翌1995年に大半の曲を差し替えてリリースされた『Take A Dip』で出直しとなったものの、実力を認められながらもそのまま解散となってしまった、あまりに不運な実力派のコーラス・グループ、それが『A Few Good Men』でした。

『La Face』レーベルから1993年にリリースされた Holiday Album『A La Face Family Christmas』に残した、そんな彼らのパフォーマンスによるクリスマス・ソングの一曲が、今回ご紹介する『Merry Christmas My Dear』です。

 


A Few Good Men – “Merry Christmas My Dear”
(album: A Laface Family Christmas – 1993)

 

『A Few Good Men』が残した(公式には)唯一のアルバムとなる『Take A Dip』には、当サイトではおなじみの音楽プロデューサー「松尾潔」さんが強く推薦する、「ベイビーフェイス」とその盟友「ダリル・シモンズ」が手掛けた珠玉のバラッド作品『Have I Never』が収録されています。興味を持たれた方はぜひ聴いてみてください。

とは書いたものの、過去記事をチェックしてみたら「Mellow Tunes」シリーズでも取り上げていなかったので、クリスマス・ソングではないけれど、やはり稀に出逢えるレヴェルの素晴らしい「Slow Jam」なので、ついでにUPしておきます。こちらもぜひご鑑賞ください。

 

A Few Good Men – “Have I Never”
(album: Take A Dip – 1995)
 

 

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.8【Crissi Cochrane】

いつもご訪問ありがとうございます。
冬は比較的天候が安定するものだとずっと思っていたのですが、どうもここのところ気温の乱高下が激しいですね。雪がよく似合う寒さに強いはずの「寒椿」でさえ、なんだか寒そうな表情。どうか風邪など召されませんよう、暖かくしてお過ごしください。

 

 
冬の恒例企画「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019「第八夜」の今回は、前夜に引き続き女性アーティストの作品をご紹介します。
 
『Crissi Cochrane』 (クリッシ・コクラン) は、カナダ・オンタリオ州のウィンザーを拠点に、インディーズで活動中の女性シンガー・ソングライター。もともとはPOP寄りの作風からスタートしたという彼女のアーティストとしての経歴ですが、ここ数年で聴くことのできる楽曲やヴォーカル・スタイルは、彼女の Official HP にも記してある通り「Jazz, Blues, Bossa Nova, and Soul」からの多大な影響が見てとれます。

カナダ拠点とはいっても、ウィンザーという街はオンタリオ湖に注ぎ込む Detroit River を挟んだ国境の対岸には、米国「R&B/Soul」の聖地「MOTOWN」で有名な「デトロイト」が目と鼻の先にあるという事実も、もしも「後天的な DNA」なんてものがあるのであれば、それら「黒人音楽」の数々がごく当たり前のように、彼女自身のルーツになっていったのではないでしょうか。現代に至っては、もはや「R&B/Soul」というのは、出自が「アフロ・アメリカン」であるという重要性は、音楽的には良い意味で、徐々に希薄となってきていますからね。
そんな「ソウルフル」なヴォーカルを聴かせる彼女ですが、過去にもこのシリーズで取り上げたことのある、「The Emotions」(ジ・エモーションズ) による『What Do The Lonely Do At Christmas』を、「パティ・ラベル」「アンソニー・ハミルトン」に代表されるようなカヴァーとは一味違う解釈とアプローチで、「クリッシ」が独自のカヴァーを成し遂げました。

 


Crissi Cochrane – “What Do The Lonely Do at Christmas” – 2016
(Official Music Video)

 

これまでは、オリジナルの「エモーションズ」を超えるものは、自分にとっては出てこないと思っていましたが、彼女の弾き語りの際のトレードマークなっているフェンダー製のエレキ・ギター「ジャガー」の音色で彩られた『What Do The Lonely Do At Christmas』は、MUSIC VIDEO 同様にひたすらシンプルで 美しいかぎり。これはひとつの出逢いと言っても過言ではありません。ご興味を持たれた方は、下記のリンクへどうぞ。

Crissi Cochrane – YouTube channel ↓
https://www.youtube.com/channel/UC-jOU0fZXjjkcoRDO1VkqSA
Crissi Cochrane – official Site ↓
https://www.crissicochrane.com/