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Mellow なクリスマス・ソング ~ 2017 Vol.2【Sounds of Blackness】

去り行く晩秋に変わって、いつの間にやら通学通勤時には手袋やマフラーが欠かせない季節になってきました。庭のモミジの葉もすべて地面に落ちてしまい、なんだか寂しい感じです。あっと言う間のクリスマス・ホリデイ・シーズンの到来です。

 

 

さて今シーズンの「Mellow なクリスマス・ソング」第二夜ですが、米国はミネソタ州のセントポールに存在する大学で1969年に結成された「Sounds of Blackness」(サウンズ・オブ・ブラックネス)による作品を取り上げます。

ご存知の方も多いと思われますが、地理的にセントポールとは、ミシシッピ川を挟んであの「PRINCE」殿下のお膝元として有名なミネアポリスと隣り合わせの「TWIN CITY」として知られています。そのような地理的な環境も手伝ってか、元々は「プリンス」と初期に活動を共にし、後にプリンスの元を離れてからは大物プロデューサー・コンビとして時代を席巻していくことになるジミー・ジャム (Jimmy Jam)テリー・ルイス (Terry Lewis)による「Jam & Lewis」のプロデュースによる、現代的なゴスペルをベースにしたアンサンブル・グループとして「Sounds of Blackness」は知られています。「Jam & Lewis」が退いた現在は、マイナーなレーヴェルから作品をリリースしているようです。

ゴスペル隊をベースにしていることから、なんと40人を超える大所帯であった「Sounds of Blackness」による、1992年リリースの Holiday Album「The Night Before Christmas」から、『Soul Holidays』のPVをお楽しみください。90年代初期当時の最先端であり、現在リヴァイヴァル・ブームが来ているのは間違いない「Jam & Lewis」によるあの時代のサウンドが蘇ります。やはり「グルーヴ」がその他のものとは決定的に違うんですね、彼らのプロデュースしたサウンドは。天才プロデューサー・コンビ、恐るべしです。

 


Sounds Of Blackness – “Soul Holidays”
(album: The Night Before Christmas – 1992)