今晩はですね、渋くいきますよ。Soul Christmas ですよ。
盲目のソウルの神様 Ray Charles(レイ・チャールズ)が2004年に他界して、もう8年が経つんですね。肝臓がんで亡くなった彼の自伝映画『Ray/レイ』の公開も確かその年で、ご本人は残念ながら完成作品を見ることが叶わなかったと聞いています。
あの映画は、僕のようなソウルにしてもジャズにしても黒人音楽が大好きな人間にとって、そのルーツを知ったり、米国における凄惨なまでの人種差別の歴史などを理解するにあたり、難しい歴史書を紐解くよりもひじょうにわかりやすく解説してくれる、たいへん貴重な作品だと思っています。主演のジェイミー・フォックスのアカデミー賞主演男優賞受賞という部分を差し引いても、音楽的にも歴史的にも、ぜひ観ておくべき映画だと強くお薦めいたします。
さてそれはそうと、クリスマスソングでしたね。今回はこの定番の作品です。
亡くなった2004年にDVDとしてリリースされた、米国ニュージャージー州・ニューアークで、「Jubilation Gospel Choir」という120人編成の聖歌隊と繰り広げたゴスペル・クリスマス・コンサート(2003年)の中から、定番中の定番『The Christmas Song』を紹介します。
まぁ~とにかく素晴らしい。の一言に尽きます。また、映画『Ray/レイ』、見なくっちゃです。
Ray Charles / “The Christmas Song”
(DVD:Ray Charles Celebrates A Gospel Christmas 2003)