今シーズンはクリスマス・ソングのスタンダード、『Have Yourself A Merry Little Christmas』にフォーカスして、多くのアーティストたちのカヴァーをご紹介しています。
いろんな『Have Yourself A Merry Little Christmas』を世界中で探しているんですが、早々と更新することになったのは、できれば多くの皆さんにお知らせしたいアーティストを発見したからにほかなりません。
数日前にYouTubeにUPされるやいなや、もの凄い勢いで再生回数が上昇中の英国出身の若手アーティストの Micky Parsons が歌う『Have Yourself A Merry Little Christmas』は、理屈抜きで素晴らしいカヴァーとなっています。まずは動画再生してみてください。
Micky Parsons / “Have Yourself A Merry Little Christmas”
いろいろWebを駆使して調べてみると、Micky君はどうやら英国で大変な人気を誇るオーディション番組の『The X Factor(日本語題:Xファクター)』で世界に知られるようなった、10代の3人組男子のユニット『District3 (formerly GMD3)』のメンバーの一人だということがわかりました。ユニットとしては iTunes でアルバムを発表してるようですが、試聴した限りでは大人向けの音楽ではないようです。YouTube でオーディションの様子も視聴しましたが、リードを任されることの多い Micky君の vocal は中性的で、かつての Jazz の世界でいうところの、まるでチェット・ベイカーの vocal の魅力に似たものを感じました。詳細が分からないのでなんとも言えませんが、この定番のクリスマス・ソングのアレンジを自らやったとなると、ちょっとスゴイことだと思いませんか。
まだ19歳でこの声とルックスと愛らしさでは、いずれソロで活躍する日も近いでしょう。こんな若い才能に出逢うと、なんだか嬉しくなりますね。「世界は広いな」って感じです。