George Michael(ジョージ・マイケル)の不朽のクリスマス・ソング『Last Christmas (ラスト・クリスマス)』のカヴァー作品を取り上げご紹介してきた、今年の冬の恒例企画『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2016』の第九夜です。そしていよいよ、今日が最終回となります。
いろんな国、いろんなカテゴリー、そしていろんなアレンジの『Last Christmas』をご紹介してまいりましたが、いかがでしたか?
偉大なシンガーであると同時にソングライターでもある、George Michael(ジョージ・マイケル)によるこの Heart Warming な楽曲は、32年前(1984年)にリリースされて以来、世界中の各地で歌い継がれてきて、今では20世に産まれ出た最高のクリスマス・ソングのスタンダードのひとつとして、リスト・アップされる存在にまでなりました。
さて最終夜の今回は、大トリで我が日本が誇るアコースティック・ギタリストの「押尾コータロー」氏による『Last Christmas』のカヴァーをご紹介します。押尾氏といえば、オープン・チューニング、スラッピング、タッピング等を駆使した演奏スタイルは国外からも大きな賞賛を受けるほどで、もはや皆さんご承知の世界的なスーパー・ギタリストのひとりですね。当ブログでも、“優しい音色“シリーズの初回Vol.1で押尾氏による、ミニー・リパートンの名曲 「Lovin’ You」を紹介しております。
そんな彼がカヴァーする『Last Christmas』は、やはりどこかが違います。今年のVol.4で紹介したロシア出身のIgor Presnyakov (イゴール・プレスニャコフ)氏などとは違った演奏・アレンジなのは明白で、押尾氏のプレイもアレンジも、本当にその楽曲を慈しみ大切に大切に扱うその様は、常に観客であり聴衆に強く強く訴えかけてくるものがあります。まあ、とにかく「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2016」を締めくくる感動的な素晴らしいカヴァーを、十分にご堪能ください。
押尾コータロー(Kotaro Oshio) / Last Christmas
そんなこんなで、今年はVo.9で終了となりました「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2016」でしたが、ご訪問されたブログリーダーの方々におかれましては、仕事にプライベートに多忙なこの時期ですが、少しは息抜きになったでしょうか。個人的には、悪い風邪にやられてグッタリな自分ですが、皆さんのご意見・ご感想など気軽にメールでもいただけると嬉しく思います。
それではまた来年。
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そうそう、またおまけになりますがこんなホンワカとした動画が、北欧スウェーデンで音楽コンポーザー兼ギタリストとして活躍されているという「Mr. P」こと「Philip Morris」氏(なんだかタバコの会社名みたいですが)が自宅で収録したという、Jazzギター・アレンジによるカヴァーが興味深いのと、Baby Santa のリアクションがあまりに可愛らしかったので、ついでにご紹介しておきましょう。
Mr. P (Philip Morris) / Last Christmas (Jazz Guitar Cover)