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冬は比較的天候が安定するものだとずっと思っていたのですが、どうもここのところ気温の乱高下が激しいですね。雪がよく似合う寒さに強いはずの「寒椿」でさえ、なんだか寒そうな表情。どうか風邪など召されませんよう、暖かくしてお過ごしください。
冬の恒例企画「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」の「第八夜」の今回は、前夜に引き続き女性アーティストの作品をご紹介します。
『Crissi Cochrane』 (クリッシ・コクラン) は、カナダ・オンタリオ州のウィンザーを拠点に、インディーズで活動中の女性シンガー・ソングライター。もともとはPOP寄りの作風からスタートしたという彼女のアーティストとしての経歴ですが、ここ数年で聴くことのできる楽曲やヴォーカル・スタイルは、彼女の Official HP にも記してある通り「Jazz, Blues, Bossa Nova, and Soul」からの多大な影響が見てとれます。
カナダ拠点とはいっても、ウィンザーという街はオンタリオ湖に注ぎ込む Detroit River を挟んだ国境の対岸には、米国「R&B/Soul」の聖地「MOTOWN」で有名な「デトロイト」が目と鼻の先にあるという事実も、もしも「後天的な DNA」なんてものがあるのであれば、それら「黒人音楽」の数々がごく当たり前のように、彼女自身のルーツになっていったのではないでしょうか。現代に至っては、もはや「R&B/Soul」というのは、出自が「アフロ・アメリカン」であるという重要性は、音楽的には良い意味で、徐々に希薄となってきていますからね。
そんな「ソウルフル」なヴォーカルを聴かせる彼女ですが、過去にもこのシリーズで取り上げたことのある、「The Emotions」(ジ・エモーションズ) による『What Do The Lonely Do At Christmas』を、「パティ・ラベル」や「アンソニー・ハミルトン」に代表されるようなカヴァーとは一味違う解釈とアプローチで、「クリッシ」が独自のカヴァーを成し遂げました。
Crissi Cochrane – “What Do The Lonely Do at Christmas” – 2016
(Official Music Video)
これまでは、オリジナルの「エモーションズ」を超えるものは、自分にとっては出てこないと思っていましたが、彼女の弾き語りの際のトレードマークなっているフェンダー製のエレキ・ギター「ジャガー」の音色で彩られた『What Do The Lonely Do At Christmas』は、MUSIC VIDEO 同様にひたすらシンプルで 美しいかぎり。これはひとつの出逢いと言っても過言ではありません。ご興味を持たれた方は、下記のリンクへどうぞ。
Crissi Cochrane – YouTube channel ↓
https://www.youtube.com/channel/UC-jOU0fZXjjkcoRDO1VkqSA
Crissi Cochrane – official Site ↓
https://www.crissicochrane.com/