いつもご訪問ありがとうございます。
いつも通りの慌ただしい年の瀬ではありますが、忙しい時にこそ「音楽」に耳を傾けたり、令和元年最後の満月「コールド・ムーン」が照らす夜空を眺めてみるとか、ちょっとした余裕を持ちたいもの。
毎年冬の恒例企画となりました、「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」の「第九夜」の今回は、90年代に時代を席巻した「Babyface」と相方の「Antonio “L.A.” Reid」によるプロデュース・チームが主催する『La Face』レーベルからデビューした4人組の男性ヴォーカル・グループ『A Few Good Men』の作品をご紹介。
『La Face』レーベルとしては実力派の若手コーラス・グループのデビューだったにも関わらず、1994年発売のデビュー・アルバム「A Thang For You」のリリース直後に権利関係で揉めた末に、アルバムは回収の憂き目に会ってしまうことに。翌1995年に大半の曲を差し替えてリリースされた『Take A Dip』で出直しとなったものの、実力を認められながらもそのまま解散となってしまった、あまりに不運な実力派のコーラス・グループ、それが『A Few Good Men』でした。
『La Face』レーベルから1993年にリリースされた Holiday Album『A La Face Family Christmas』に残した、そんな彼らのパフォーマンスによるクリスマス・ソングの一曲が、今回ご紹介する『Merry Christmas My Dear』です。
A Few Good Men – “Merry Christmas My Dear”
(album: A Laface Family Christmas – 1993)
『A Few Good Men』が残した(公式には)唯一のアルバムとなる『Take A Dip』には、当サイトではおなじみの音楽プロデューサー「松尾潔」さんが強く推薦する、「ベイビーフェイス」とその盟友「ダリル・シモンズ」が手掛けた珠玉のバラッド作品『Have I Never』が収録されています。興味を持たれた方はぜひ聴いてみてください。
とは書いたものの、過去記事をチェックしてみたら「Mellow Tunes」シリーズでも取り上げていなかったので、クリスマス・ソングではないけれど、やはり稀に出逢えるレヴェルの素晴らしい「Slow Jam」なので、ついでにUPしておきます。こちらもぜひご鑑賞ください。
A Few Good Men – “Have I Never”
(album: Take A Dip – 1995)