George Michael(ジョージ・マイケル)の不朽の楽曲『Last Christmas (ラスト・クリスマス)』のカヴァー作品を取り上げご紹介している、今年の冬の恒例企画『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2016』の第二夜です。
皆さんご承知のように、本当に世界中のアーティストが本作品を途切れることなくカヴァーし続けているわけで、YouTube等でくまなく探してみると、残念なものも少なからずありますが、キラッと光る素晴らしい作品に出逢うことがよくあります。
Vol.2の今回ご紹介するのは、米国人女優・シンガーの Lia Marie Johnson(リア・マリー・ジョンソン)[右]とメキシコとカリフォルニア州サンディエゴ付近(スペイン語圏)をベースに活躍中の女性シンガーソング・ライターの Giovana (ジヴォーナ?)[左]の、うら若きお嬢さんお二人のデュエットをご紹介したいと思います。
“Last Christmas” covered by Lisa & Giovana
ご存知の人もいるかもしれませんが、今米国だけでなく世界中で大人気の若き歌姫の一人「 Ariana Grande(アリアナ・グランデ)」が3年ほど前にリリースした「クリスマス・アルバム」に、原曲と詩に少し手を加えた『Last Christmas』のカヴァー作品を収録して、結構な話題となりました。
今回このお二人が見事なコラボをやってのけたのも、このいわゆる「アリアナVer.」でして、なんとも素晴らしいケミストリー(化学反応)が起きていて、なかなかこれほどのパフォーマンスは見れないのではないでしょうか。アリアナVer.で導入された若い女の子が歌うに相応しい歌詞のヴァース部も、ブリッジ部のスペイン語による歌唱もとても新鮮に響きますね。アコースティックのツイン・ギターによる、シンプルでありながらも、ちょっとスパニッシュ風な伴奏もベスト・マッチングです。二人ともまだまだ大きく成長しそうな予感がします。こんな風に、WEB上とはいえ、世界中に点在する若い才能に遭遇すると、つくづく世界は広いなあと実感するものです。
さて、次はどんな作品にいたしましょうか。