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さて「Season 9」を迎えた、冬の恒例企画「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」ですが、五夜も「男性シンガー」が続きましたので、この辺でちょっと「箸休め」的にインストゥルメンタルな「Smooth Jazz」のカテゴリーから一曲ご紹介します。
『Julian Vaughn』(ジュリアン・ヴォーン)は、「R&B」よりは人気がないかもしれませんが、米国ではすでに強固なカテゴリと確実なファン層を持つ「Smooth Jazz」(スムーズ・ジャズ)界では、期待の若手ベーシストです。2009年に他界してしまった元NBAのプロバスケットボール選手であり、その一方でユニークでスムーズなベース・プレイヤーとして人気を博した、『Wayman Tisdale』(ウェイマン・ティスデイル)という天から二物を与えられたアーティストがいました。その「ウェイマン」と入れ替わるように、2010年に颯爽と Smooth Jazz シーンに登場した「ジュリアン・ヴォーン」は、明らかに「ウェイマン」の影響を受けたフォロワーであることは誰もが認めるところです。ベースでメロディを歌うように軽やかにプレイする奏法は、「ウェイマン」以前にも「Stanley Clarke」(スタンリー・クラーク)などが有名ですが、「ジュリアン」のベースにはもっと「歌心」みたいなものを感じるから不思議です。
複数の「Smooth Jazz」系アーティストによるオムニバスのクリスマス・アルバムから、ジュリアン流の古典『Silent Night』のカヴァーをお楽しみください。
Julian Vaughn – “Silent Night”
(album: Carols – The Sound of Christmas – 2019)
気になった方はどうぞ彼の Official HP へどうぞ。