カフェ「smile」営業中 〔現地活動報告〕

 

cafe Mellows のお客様にはたいへん申し訳ありませんでしたが、3/10(土)の営業を早めに切り上げ、僕の大切な人の待つ東日本大震災の被災地でもある、宮城県岩沼市に向かいました。

 

深夜の高速を被災地に向けてひた走ります

国見SAに着く頃にはもう雪模様

 

その大切な人とは、僕がこの第二の人生に進むきっかけとなった大切な二人の師匠の内のお一人でもある、ボランティア支援 カフェ「smile」のマスター・佐藤さんとおっしゃる方です。

 

佐藤さんは、僕の25年来の知人でもあり、古くは軽井沢の老舗喫茶で知られる「こもれび」(その後「ばおばぶ」に店名変更。今年より「ふりこ茶房」へ。)のオーナーでありマスターとしてご活躍された、地元ではよく知られた存在の方です。現在は都内で損保関係のお仕事をされていますが、「なにか被災地の人たちのために役に立ちたい」とご本人の思うところと、何かのご縁があって、震災後に岩沼市の社会福祉協議会さんを通じて、現地の被災された方々はもちろんのこと、また全国からいらっしゃる震災ボランティアの方々へ無償で珈琲サービスを提供する、ボランティア支援 カフェ「smile」を立ち上げ運営されていらっしゃいます。(詳しい過去記事はこちら)

一年前から、僕も参加を打診され検討していたものの、Mellows の開業準備のありとあらゆることが震災の影響で遅れ、結果として今日という日までお手伝いができずにいたわけです。単独で大荷物を引っさげて、週末のお休みを返上し、定期的に現地に足を運ぶ佐藤さんの活動をブログなどで拝見するにつけ、いつも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。なので、お店をなんとか開業することができた今、この震災からちょうど一年後の区切りでもある今日、やっとの想いで現地でお手伝いをすることができました。以下現地でのフォト・リポートとなりますので、ご覧ください。

 

珈琲ボランティア発起人の佐藤さん(右)と僕(左)

 

Mellows の常連でいつもご家族でいらっしゃるお客様より、ありがたい『活動支援金』のご寄付をいただきましたので、さっそくマスターの佐藤さんに手渡しました。今後の活動に必要な『珈琲豆』の購入等の目的で、大切に使わせていただくことになります。ご協力、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

「絆」 X 「一杯の温かい珈琲」 = S m i l e (笑顔)

 

さあ準備せねば   しかしでっかいドリッパーです

 

「やかん」でドリップはかなりの手応えです

 

仮設に住む方から、おいしい沢庵の差し入れも

 

 

慰霊式典会場の市民会館

 

震災が起きた午後2時46分、市内にはサイレンが鳴り響き、皆それぞれの場所で黙祷を捧げました。

 

周辺には仮設住宅が隣接

 

仮設に住む住人の方々へ、地元中学生たちから寄付されたベンチ

 

未来を背負って立つ子供たち  ガンバレ!

 

慰霊式典も終わり、多くの人で賑わうカフェ「smile」

 

肩のチカラがフッと抜けていくような瞬間でしょうか

 

『一杯の珈琲』の持つ力  きっと伝わってくれたことでしょう

 

式典を終え、またカフェにいらしてくださった小学生4・5年生くらいの男の子とお母さんが、『これから家を見に行ってきます。流されてなくなっちゃているんだけど、場所だけでも見にね...』と、二人で顔を見つめ合い精一杯のにこやかな笑顔でおっしゃったその瞬間、僕は「なんてちっぽけなことで悩んでるんだろう」と思い、そして『もう弱音は吐かない』と心に決めました。

 

雪による悪天候のため、予定を一日早め帰路へ

 

なんと現地を発った数時間後には通行止めに  早めの撤退で正解でした  

 

僕個人としては、時間的な制約もあり、これといって多くのことはできなかったのですが、ボランティア支援 カフェ「smile」の活動は、これからも続きます。そして多くの困難から逃げずに立ち向かっていらっしゃる被災地の方々とのふれあいの中で、カフェをやろうと決意した『原点』を、もう一度しっかりと見つめ直すよい機会となりました。なので、ぜひまたの機会に参加させてもらえたらと思っています。

やっぱり、「カフェ」って、「珈琲」って、素晴らしい。

そんなことを想い、感じた、僕なりの3月11日でした。

 

 

 

 

 

3.11/2012 ~ あれから一年 〔フォト・リポート〕
優しい音色 Vol.13【Ken Muramatsu】

2 Responses to カフェ「smile」営業中 〔現地活動報告〕

  1. ジャンルカ より:

    マスター、お疲れさまでした。
    僕なんか、先の震災に対して募金とか黙祷とかでしか向き合うことができませんでした。
    そんな中わざわざ出向いてボランティアを行うなんて頭が下がります。

    一年たって、改めて不運にも命をなくされた方々のご冥福をお祈りし、
    また、忍耐強く生き抜いている方達に対しては、いち早く復興できるよう心から応援していきたいと思っています。

    映像などからしかわからないのですが、実際は僕らは震災にあわれた方たちから勇気をもらっているのではないだろうか・・・とつくづく思います。

    そういう意味でも、直接被災しなかった僕たちがもっと頑張らなければと考えます。

    • Master より:

      ジャンルカさん
      コメントへの返信遅くなりすみませんでした。
      戻ってからも色々とやることが山積みなもので..
      今回現地でお手伝いをさせていただく機会を得られたわけですが、いまだ復興にはしばらく時間と忍耐が必要な現地の状況を見る限り、皆さんそれぞれが自分の出来る範囲の中で、そうですね、まるで小石を積み上げていくように、やれる小さなことを少しずつやっていくことが大切なのかな、と個人的にも思いを新たにしました。生意気なようですが、それが募金であれ黙祷であれ、相手を思いやる気持ちがなにより大切だと、珈琲を淹れながらしみじみと感じました。
      そして感激したのは、一年間の間に北海道や九州から現地に定期的に通ったり、あるいは自分の住居まで被災地に移して、ボランティアに精を出している若い世代の方々に沢山お目にかかることができました。並大抵の考えではできることではありません。あのような志ある若者たちが、直接国政に携われるような状況になれば、復興ももっと進むのではないでしょうか。中央のデスクの上で考えてるだけでは、分からないことばかりです。
      まずは、できることからちょっとずつ。それしかないんだと思います。

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