数日前に、閉店するまで苦楽を共にしてきたカフェの「相棒」を被災地に向けて送り出し、そしてお借りしていた土地の年内一杯での原状復帰を、ほどなく終えたところです。開業準備から数えると、約二年間に及んだ僕のチャレンジも、これをもちまして事業としてもひとまず終焉を迎えました。
振り返ってみれば、事業立上げ後の一年半の間、個人的にはまったくお休みを取る余裕もなく、とにかく無我夢中で走り続けた、有意義な時間を過ごすこととなりました。
店舗の営業期間中にご来店いただいたお客様はもちろんのこと、閉店後も色々と気に掛けてお店まで足を運んでくださった方がいらっしゃったり、あるいはメールやコメントをくださったりと、『cafe Mellows』 というお店は、本当に沢山の皆様から支えられていたことを、閉店後にしみじみと感じることがしばしばございました。もちろんそれは、開業と閉店にあたりご協力いただいた多くの関連業者さんの方々も含めて、皆さんお一人おひとりに出逢えた奇跡に、本当にありがたい思いで一杯です。『一期一会』という言葉の意味を、しみじみと受け止めているような心境の日々を、最近は過ごしているところです。
とはいえ、僕自身の今後の身の振り方も、早々に決めなければいけませんので、今後のブログUPの頻度も状況次第ではスロウになってくることが容易に予想されます。その旨、どうかご理解くださいますようお願い申し上げます。
あと数日で2012年も暮れようとしています。今年一年間に皆様より頂戴した温かいお言葉やメッセージに、心より感謝申し上げると共に、2013年という新しい年が皆様にとって「穏かな一年」となるよう、陰ながらお祈りしております。
“for a Peaceful Life with you”
かけがえのないあなたと過ごす、穏かな暮らしのために
震災で大切な人を失ってしまった数々の報道を見た際にふと思いついた、「そんな存在のカフェになれたら」との意味合いのフレーズを、ロゴにしたためたのでした。きっと想いは届くことでしょう。
皆様、どうかよいお年をお迎えください。
cafe Mellows (カフェ・メロウズ)
店主