先日僕のブログで、『一杯の珈琲の持つ力』という記事をUPした際に少しだけ触れておきました、震災ボランティアの話題を取り上げたいと思います。
僕の20年来の古くからの知人でもある、軽井沢の『喫茶こもれび』時代のマスターSさんから、先週末に被災地である宮城県岩沼市で実施なさった震災ボランティア活動の報告がありましたので、ぜひ紹介させていただきたいと思います。
実は今回の『コーヒーを無料でサービス』するといった活動内容について、立ち上げ当初はご本人もずいぶんとその活動の意義について考えることが多々あり、いろいろと悩まれたようです。なぜならば、現代では当たり前になったとはいえ『珈琲』などとよく表現するように、どうしてもいまだ嗜好品のイメージが若干つきまとうという点と、食事と違って絶対に必要なものといえるのかどうか、といった部分が悩みのたねであると同時に、一部の方からはその趣旨が理解されにくいのでは、といったところが懸念されたところだったようです。
幸いなことに、ボランティアの窓口となっている現地社会福祉協議会の皆さん方からの温かいご理解とご協力があって、今回の第一回目の試みが実現したとのことです。基本は「人助け」であるかぎり、やはり『案ずるより産むが易し』ということですね。必ずどこかで誰かが待っているものなんですね。
実際にサービスの提供を受けた現地の皆さんから、「暫くぶりに美味しいコーヒーを飲みました」と、本当に心より感謝されたそうです。確かにどんなに珈琲好きの方であっても、普段通りの食料や物資が足りていない状況で、「うまいコーヒーが飲みたい・・」なんて、なかなか言い出せないのが今の被災地の現状なんだと思います。
Sさん所有のキャンピングカーをフルに活用した、ボランティア支援 カフェ「smile」が、現地で活躍された様子を以下に掲載しておきます。被災地の皆さんに、一日も早く『笑顔(Smile)』が戻るようにと願いを込めたネーミングなのだと、僕は理解しています。また、一念発起して今回単独で現地に赴き、たったひとりでボランティア活動にあたられたことに対して心より敬意を表します。そしてこれからもガンバレ ボランティア支援 カフェ「smile」!
(注: 参考までに、UCC社が期間限定で被災地を訪問していた、ミニカフェスマイル号との関連性はございません)
見るのが辛く悲しいですが、現地の状況を知っていただく為に、敢えて掲載いたしました
このボランティア活動に向けて、すべてご自分で調達された道具類
ちょっと作業の手を休めて、ほっとするひと時といったところでしょうか
さぞおいしいコーヒーでしょうね
今回の『コーヒー・ボランティア』の発起人、Sさん
お疲れ様です!