『珈琲』という深く不思議な世界

先日、珈琲器具類を楽天で探していたところ、北九州にベースを置く「CAFE FADIE」という実店舗を、福岡県内でチェーン展開されている珈琲焙煎専門のロースターさんが運営しているショップ「Bon-Papa」さんを知りました。楽天内でも一番安いお値段で販売されているようだったので、以前からどうしても欲しかった カリタの「ナイスカット・ミル」を注文しました。早く来ないかなぁと待っていたら、昨日他の道具といっしょに宅配便で二日かかってようやく届きました。

家庭用としては立派過ぎるけど、小さい店舗であれば業務用としても、日本中いや世界中のいたるところのコーヒー・ショップで大活躍しているはずです。今回僕が購入したのは、ベテランのカフェや喫茶のオーナーたちが「えっ、シルバーなんてあるの?」とちょっとビックリされることのある、そうシルバーモデルなのです。従来のレッドやブラックのものと違うのは、粉受の部分がカプセルではなくステンレス・カップになっているところ。それがまたちょっとカッコイイのであります。もちろん、ミルの性能はプロが絶賛するほどの実力でした。簡単に表現するなら、小型の安電動ミルで挽いたのとは、同じ豆が別の味になってしまうほどの感覚です。以前から軽井沢の「ばおばぶ」のマスターから、「導入するなら、絶対これだよ」と言われていた理由が、自宅で飲みなれている豆を挽いて淹れてみて、よーく違いがわかりました。成りは小さいけど、実力は凄いです。

 

DSCF0468.jpg文字通りの『ナイス・カット・ミル(シルバーモデル)』と『技の達人ブレンド』

 

嬉しいことに、今回その「ファディ・コーヒー」のマイスター(焙煎士)の尾崎さんという方が焙煎された『技の達人ブレンド』豆が、合計金額も結構な額だったため、サービスで100g入りの豆をなんと3袋も同梱してくれていました。パッケージジングもシンプルかつしゃれていて、同時に尾崎さんご本人をコラージュしたシールがちょっと渋くてなかなかいい感じです。
さて、肝心のお味ですが・・・・   美味い・・・としか表現のしようがない。もちろん、新しいミルとネル・ドリップで淹れてるんだからまずいわけはないのだけれど、これはほんとに美味い。さすが『技の達人ブレンド』と謳うだけの豆です。こんなおいしいブレンドはちょっと久しぶりです。今でさえ、4店舗それぞれ違うロースターから購入してきたブレンドをペーパーとドリッパー、そしてネルと抽出方法をあれこれ変えながらいろいろ試してますが、僕の中ではいまイチバンかもしれません。珈琲豆の種類や焙煎の好みは飲む人それぞれにこだわりや基準がありますが、気になる方はぜひ取り寄せてお試しになるだけの価値はあると思います。

僕なんかまだまだほんの入り口辺りでウロウロしている程度の身分ですが、この『珈琲』という魅力的な農産物がつくりだす世界にもうどっぷりと浸かってしまった、僕の自己所有のこだわりの(?)器具類の変遷などを、今回棚卸しではありませんが整理したついでといっては何ですが、ちょっと紹介させてもらおうかと思います。プロの方にしてみれば、鼻で笑っちゃうかもしれませんが・・・

『豆』そう『Beans』については、えらいことになると思われるので、もっともっと勉強が進んでから、それはまた後の機会に。

 

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ミルは右から、カリタの手挽き → メリタの小型電動ミル(プロペラ式) → カリタのナイスカット・ミルへと変わりました

 

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ドリップ・ポットは、ペリカン・ポット → ハリオの多熱源対応ステンレス・ポット → カリタの銅製ポット(一生もの)へ

 

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サーバーは全部ハリオで、小サイズ → 中サイズ → ネル・ドリップ用の「ウッド・ネック」

 

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ネル・ドリップの世界は果てしなく深く、左から「浅草合羽橋・ユニオン製」 → 同じくユニオンさんで購入した「三枚はぎ」の今では珍しいタイプ(メーカー名表示してない たぶんKONOのOEMかな) → 普及型の「ハリオ製」

 

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ドリッパーの世界も深~いんです
左から、三つ穴の「カリタ」 → 一つ穴の「メリタ」 → 円錐型一つ穴の「ハリオ」
どれも甲乙つけがたいですが、結局は自分の淹れ方のスタイルや好みなんでしょうね

 

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その他の器具: スタバで販売されているペーパー不要の「soloフィルター」 → カリタの急冷式アイスコーヒーのドリップ補助具 → ハリオの「電動ミルク・フォーマー」(ラテ・メニューにすごい便利) → 手動式ミルク・フォーマー(イタリア製・メーカー名?)

 

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こちらはトラディショナルな『茶せん』  「軽井沢ばおばぶさん」直伝の「抹茶オーレ」をつくるときの必需品(目下練習中)

 

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最近はよくケーキを焼いています  今日焼いてみた米国風チョコレートケーキのブラウニー

 

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ホイップ・クリームを添えてと・・・   あっ、いけねミントの葉っぱ載せるの忘れた

 

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『オイラニモ チョウダイヨ』 (by Pitch)の図   ダメ、あげません。

 

 

ron and burtさてさてそんなわけで、時にはこんなジェントル&メロウな歌声でも聴きながら、ゆったりと至福の一杯の珈琲を愉しみたいものです。
カーペンターズの代表曲でもある “Close to You” を、作曲者のバート・バカラックのピアノ伴奏で、あの究極の Mellow Voice を持つロナルド・アイズレーが謳い上げるライブ音源を、YouTube で見つけました。改めてバート・バカラックのメロディ・メーカーとしての才能ぶりが、遺憾なく発揮されているのがわかります。本当に「よい曲」とは、こんな風に何度も再生したくなるものです。
ぜひ聴いてみて下さい。もう沢山のアーティストたちが取り上げている作品ですが、こんな mellow な “Close to You” もあるんですよ。

 

Ron Isley / Burt Bacharach / (They Long to Be) Close to You
(album: Here I Am – Isley Meets Bacharach – 2003)

 

 

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