ここ数年ぶりの、切れ味の鋭い「天声人語」。
ノーベル平和賞の推薦状を書いてるような、我が国の「Do The Wrong Thing」な政治家たちにも、『Spike Lee』監督の言葉が届くといいのに。
Watch Spike Lee’s Oscars 2019 Speech for BLACKkKLANSMAN
『ブラック・クランズマン』の最優秀脚本賞で初のアカデミー賞を受賞したあと、スパイク・リー監督はアフリカ系アメリカ人の葛藤という大きな文脈で自分自身の歴史を披露した。彼の受賞スピーチは400年前にバージニア州ジェームズタウンに連れてこられた最初の奴隷たちの話から始まった。それに続き、奴隷の娘だった自分の祖母は自力でカレッジを卒業し、卒業後は社会保障給付小切手を50年間貯め続けて、彼女が「スパイキープー」と呼んで愛した孫のリーがカレッジと映画学校に進学するための学費を出してくれたとリーが語った。「今夜、この場所で、この国を作り上げるために尽力した我々の先祖たちを称賛したい」と言ってリーは続けた。「みんなが先祖たちとつながれば、我々に愛と分別がもたらされ、人間性を取り戻すことだろう。そして、そうなった瞬間のパワーは相当のものだろう。2020年の大統領選挙が間近に迫っている。みんなが集結し、正しい歴史を築こう。愛と憎悪の狭間で正しい道徳基準を選択するんだ。そしてみんな、正しいことをしよう!」と。【出典: Rolling Stone – Web Magazine】
映画『ブラック・クランズマン』予告編
Al Jarreau – Never Explain Love
(From the “Do The Right Thing” Soundtrack – 1989)