一年の内でいちばん寒いと言われる季節の森の様子を見に、カメラと珈琲だけ持って近隣の「ふれあいの森」にちょっと出かけてみた。
なるほど花らしきものはいっさい視界に入らないけど、役目を終えたくさんの葉を落とした落葉樹の裸木たちが出迎えてくれた。
その中に、なぜだかまだ沢山の枯れた葉をまとっている木があった。どうやら、葉っぱのサイズは大きいけどメイプルリーフのカタチをしているので、カエデの一種に違いない。我が家に移植された Mellows のコーナー席横にあったモミジだけど、造園屋のケンちゃん曰く「カエデの血が入ってますね」と言っていたのを思い出した。確かに真冬になった今でも、枯れた葉を枝に残したままでいる。
もう少し季節が進むと、いろんな木々の新芽が膨らんでくるのかな。人も樹も生き物はみんな、きっと『旅の途中』にちがいない。
押尾コータロー / ”旅の途中” (album: Eternal Chain – 2009)