昨日、次男坊が所属し、僕もかれこれ5~6年指導者としてお手伝いをしているサッカー少年団が出場する、JAバンクとJ2水戸ホーリーホック共催の『JA BANK CUP』県大会に、高速を飛ばして行ってきた。
4種(U-12 / 小学生年代)の大会としては、6年生での大きな大会は、これが最後となる。子供たちが目指す決勝まで進むと、3月に開幕のJ2水戸ホーリーホックのリーグ開幕戦の前座として、大観衆の前でプレーすることになるそうなのだが、そう簡単にいくものではない。
結果、3戦戦って2勝・1分けで、得失点差でブロック2位となるがベスト8進出で、1ヵ月後に行われる決勝トーナメントへと辛くも駒を進めることとなった。次からは負けたら終わりのトーナメント。悔いのないよう、思い切って戦って欲しいと思う。そして最後は勝っても負けても、笑顔で終わりたいものだ。
変わって今日は、全国高校サッカー選手権の決勝があった。我がサッカー少年団の子供たちも、昼前に6年生を中心にこの日の決勝戦を見に、みんなわくわくしながら日本サッカーの聖地・国立に向かった。
一方僕は、県予選の段階ですでに敗退してしまった公立高校のサッカー部に所属している長男と、自宅観戦となった。
結果は、第一試合から圧倒的な力のサッカーを見せつけてきた兵庫県の古豪・滝川二高が 5-3 で京都府代表の久御山高校を破り、優勝を勝ち取った。4-1 の不利な状況からの久御山の猛追ぶりは見事だったけれど、とにかく印象的だったのは彼らの「笑顔」だった。ピッチ上のほとんどの選手たちが、どんな状況下であっても、ニコニコ笑顔を絶やさない。これには正直驚いたのと同時に、大切なことを教えられたような気がした。
まず、「サッカーを楽しもう」という姿勢が、少年年代のサッカーであっても、ある程度のレベルになると、指導スタイルにもよるが、それさえ許されないような雰囲気が出てきてしまったりするものだ。結果よりも、今いるこのチームとこのメンバーで、とにかく『サッカーを楽しもうよ』といった哲学を実践できることは、素晴らしいことだと思う。
栄冠を勝ち取ったのは、たった1チームだけど、サッカー小僧たちの笑顔と泣き顔ほどいいものはないなぁ、と改めてスポーツの素晴らしさを感じた今日の決勝戦でした。
そんな、開催期間を通しピッチ上ですべてを出し切って熱く戦ったサッカー小僧たちに、僕の愛してやまない Bill Evans の、未発表だったソロピアノ5曲と1963年の”Shelly’s Mann-Hole”のライブで未収録だった8曲を集めて1999年にリリースされたアルバム ” Time Remembered ” から、エールを送る意味で、『ダニー・ボーイ』を捧げたいと思います。
Bill Evans / “Danny Boy”
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