昨日、僕の会社員としての約25年継続してきた勤務が、終わった。
今の会社は勤続20年と約半年だけど、以前に在籍していた欧州系と日系の競合他社での勤務を含めると、業界で過ごしたトータルの期間は25年ほどになる。もう四半世紀なんだよなぁ…よくもったなぁ…
間近に迫っていた出発便のオペレーション業務で超多忙な中、こんな自分の退職セレモニーにあたり、部署の枠を飛び超え大変な数の同僚の皆さんにお集まりいただき、本当に感謝しております。僕には、まったく似つかわしくない立派な花束をご用意いただいた、総務の女性社員の皆さんにも、お手数おかけしましてすみませんでした。
スピーチの際にお話ししたように、僕はこの大きな組織から離れ、その道の先にあるまだ見ぬ風景を見るために歩を進める選択をしました。その先にどんな風景や環境が待ち受けているのかは、行った者だけが知りえる特権であると同時に、見方を変えれば危ない橋を渡る行為と捉えることもできようかと思います。人の価値観や生き方は十人十色、そんな選択があっていいのではないでしょうか。諸般の事情からまだこのブログも限定公開中なので、会社のすべての皆さんに僕の思いを伝えることができないのだけれど、特に若い後輩たちには、何か別の目標を持つことを勧めたいと思っています。今置かれている仕事の環境で辛いこととかがあっても、そういった小さな「夢」みたいなものでもいいから、それがよりどころになって救われたりすることがあるものです。その思いがちっぽけでもでっかくても、ないよりはあるほうが幸せなのかなぁ、と考えます。
とにかく、これまで仕事上で関わった皆さんのご協力のお陰で、無事に退職の日を迎えることができました。
感謝の気持ちは言葉では言い尽くせませんが、この場をお借りして、今一度御礼を申し上げます。
在籍は今月末までとなりますが、いよいよ今日から次への仕事への準備に向かって、シフトチェンジしなければいけません。
挨拶回りで帰宅が遅くなり、ほとんど朝方に家に帰ったら、カミさんと長男・次男からそれぞれ手書きのメッセージに添えて、ある贈り物がそっとテーブルに置いてありました。その件については、また後日UPすることにしますが、これまでのねぎらいの言葉とともに次の仕事へのエールが記されていました。本当に家族あっての自分なんだなぁと、感謝の思いで胸が一杯になりました。
そんなわけで、今までの関わりの中でお世話になったすべての皆さんへ、感謝の意味を込めて素敵な1曲を紹介したいと思います。僕が昔から大好きな数少ない日本人女性シンガーのひとり、吉田美奈子さんの “Thanks To You” を1986年発表の自主制作盤 Album “BELLS – Special Edition” より、どうぞ。
またいつかどこかで、会いましょう。
吉田美奈子 / “Thanks To You” from Album “BELLS – Special Edition”